映画鑑賞記録 ~2022~ 戻る

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タイトル/リンク/感想

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73 11/19
Ambience
Delhi
 Lyle Lyle Crocodile 邦題「シング・フォー・ミー、ライル」

ニューヨークの古びたペットショップを訪れたショーマンのヘクターは、奇跡のような歌声を持つ小さなワニのライルと出会う。ヘクターはライルを相棒にしようとするが、ライルのステージ恐怖症が判明すると、ヘクターはライルを残して去ってしまう。

それから長い月日が経ったある日、ライルが隠れ住む家に少年と家族が引っ越してくる。
それまで、ライルは、誰かを襲うこともなく、捨てられたあとただ残飯を漁って1人で食べていた。
ヘクターに捨てられて傷つき、歌うことをやめていたライルは、少年との出会いをきっかけに再び歌い出し、歌を通して少年と心を通わせていく。

歌の上手いワニなんてあまりにも突飛な話、人食いワニもザラにいるからジョーズに並ぶホラー映画なら納得だが獰猛な恐怖のシンボル的存在を一躍子供たちのアイドルに仕立ててミュージカルとは全く真逆。
感心したのは裁判シーンの逆転劇、どう考えても普通の家で飼うことは無理なのに、家主の祖母がNY動物園の創始者で特例として認められていたなんてなんとも凄い理由。納得せざるを得ません。

ラストでは歌う蛇も出て来たから爬虫類好きなんでしょうが猫ちゃんも上手く使っていましたね。
よくあるディズニーのファンタジーアニメとは一味変わっていて、おじさんでも楽しめました。
当然どんなストーリーもハッピーエンドが1番。

ラウルがすごいのは、現実を受け止め受け入れてくれるかもしれない可能性を考えていくところ。
我々が彼から学ぶべきものでしょう。
72 11/12
Ambience
Gurgaon
 Black Pancer ~Waganda Forever ~

主人公ティ・チャラ/ブラックパンサーを演じたチャドウィック・ボーズマンが2020年8月に死去したが、代役を立てずに続編を製作した。

国王ティ・チャラが病により命を落とし、悲しみに包まれるワカンダ。
先代の王ティ・チャカの妻であり、ティ・チャラの母でもあるラモンダが玉座に着き、悲しみを乗り越えて新たな一歩を踏み出そうとしていた。そんな大きな岐路に立たされたワカンダに、新たな敵となる海の帝国タロカンの脅威が迫っていた。

本作は誰が主役なのか、曖昧な状態からスタートする。複数の女性キャラクターが中心となって国王不在のワカンダを立て直そうと奮闘し、新たな脅威に対応せねばならない状況を描く。
次の主役が立ち上がり成長するまでの過程をたっぷり時間を使って描かれていた。主役の死というのは簡単に代替できるものではないのだ。チャドウィックはそれぐらい大きな存在と改めて感じる。圧倒的な資源とテクノロジーを持つワカンダと世界は上手くやっていけるのかその課題は次に持ち越しとなった。
この困難な課題に対して、どんな回答を示すのか。

本作品での敵となる海底にある海の帝国がとても幻想的な空間で綺麗だった。海だけではなく自然の景色も美しかった!そして、タロカンが海や川を移動して侵攻してきたり、水の武器を使ったりするところもよかった。
ワカンダ内は、是非、平和でありつづけて欲しい。
71 11/6
Ambience
Gurgaon
IMAX PVR 
 BLACK ADAM

ブラックアダムはただのヒーローではない。“破壊神”であり、いわばアンチヒーローなのだ。
目の前に立ちはだかる邪魔者はすべてワンパンで破壊し、「ヒーローは人を殺さないと思ったか?俺は殺(や)る」と宣言する姿は圧巻の一言。そんな感じで平和になんて興味なし。世界を救う気は1ミリも持ち合わせていない。
そして、部屋の入り方ひとつとってもがクセしかない。ドアを開けたり閉めたりせず、ただぶっ壊すのだ。毎回ぶっ壊して入室するので「おまえの生きてた5000年前はドア存在しなかったんか?」と不意に観客を笑わせてくる。

一見すると超自己チューでやりたい放題に見えるブラックアダムだが、そのエネルギーの原動力はズバリ“怒り”。実は5000年前、最愛の息子を殺されてしまうという悲劇に見舞われていたのだ。ブラックアダムの規格外のパワーはその息子が犠牲になって得たものだった。

そんなブラックアダムの前に、彼を人類の脅威とみなしたスーパーヒーローチーム「JSA(ジャスティス・ソサイエティ・オブ・アメリカ)」が立ちはだかる。メンバーはいかなる悪も許さない空飛ぶリーダーのホークマン、JSA創設メンバーで未来が見える魔術師のドクター・フェイト、自分の分子構造を変化させ巨大化するルーキーのアトム・スマッシャー、そして邪悪な科学者の実験によって嵐を操る能力を手にした19歳の新人ヒーロー・サイクロンの4人。皆それぞれに“キャラ立ちまくり”の個性派揃い。

ド派手なバトルが本編尺124分の90%ほどを占めているのだ。あまりに爽快で痛快すぎる映像に、脳のどこかが「パーン」と弾ける音が聞こえ、胸の奥からワクワクがこんこんと湧き出てきて、あっという間にエンドクレジット。
バトルとコメディとヒューマンドラマの波状攻撃。当然、興奮と笑いと感動が三位一体で押し寄せてくる。
70 11/5
Ambience
Gurgaon
PVR 
 Mrs. Harris Goes to Paris

1950年代、第2次世界大戦後のロンドン。
第二次大戦に出征したまま行方知れずの夫を今も思いつつ、富豪マダムの家政婦として暮らしているミセス・ハリスが、マダムの寝室で発見したクリスチャン・ディオールのベアトップドレスに魅了され、そのドレスを買う決意をし、そのためにロンドンからパリへ。
どうにか資金を集めてパリのディオール本店を訪れたものの、威圧的な支配人コルベールに追い出されそうになってしまう。しかし夢を決して諦めないハリスの姿は会計士アンドレやモデルのナターシャ、シャサーニュ公爵ら、出会った人々の心を動かしていく。持ち前の愛されキャラとポジティブシンキングを武器に、あらゆる壁をぶち破って夢をその手に引き寄せてしまう。

単なるDream comes trueものではなく、この作品は奥が深い。
階級社会のロンドンで暮らすミセス・ハリスが、老舗メゾンを陰で支えるお針子さんや専属モデルたちと同じ労働者としての思いを共有する。
お得意様にだけ1点もののドレスを提供するオートクチュールが、誰でも着られる高級既成服、プレタポルテに取って代わる時代の間に、ミセス・ハリスがドーバー海峡を渡ってくる。
つまり彼女は大衆文化のメッセンジャー。それも、声高に平等を叫んだりしない分、その存在は心に染み渡る。
69 11/5
自宅にて
DVD 
 明日の食卓

“石橋ユウ”という同じ名前の息子を育てる3人の母親たちの物語を描く。
 ― 2人の息子を育てる43歳のフリーライター・石橋留美子(菅野美穂演じる)、
 ― アルバイトを掛け持ちする30歳のシングルマザー・石橋加奈(高畑充希演じる)、
 ― 年下の夫と優等生の息子に囲まれて暮らす36歳の専業主婦・石橋あすみ(尾野真千子演じる)。
年齢も住む場所も家庭環境も異なる彼女たちには、“石橋ユウ”という名前の小学5年生の息子がいるという共通点があった。
それぞれ忙しくも幸せな毎日を送る彼女たちだったが、些細な出来事をきっかけにその生活が崩れ、苛立ちと怒りの矛先はいつしか子どもへと向けられていく。

「夫は仕事、妻は家事育児」という古い価値観、育児ノイローゼ、シングルマザーの困窮、家庭内暴力など、本作で扱われる問題が今の日本で当たり前に存在するという悲しい現実。椰月美智子が原作の同名小説で投げかけたテーマを、菅野、高畑、尾野が渾身の演技で血肉化した。
68 10/30
Ambience
Delhi PVR
 Ticket to Paradise

デヴィッド(ジョージ・クルーニー)とジョージア(ジュリア・ロバーツ)は、20年前に離婚した元夫婦。
必要に迫られ会うがいつも険悪なムードで、罵り合いばかりしている。そんななか、愛娘リリー(ケイトリン・デバー)がロースクールを無事卒業。
しかし旅行でバリ島へ飛んだ数日後、彼女は「現地の男性と結婚する」と連絡してきて……。
デヴィッドとジョージアは急きょ南国の島へ。弁護士になる将来を捨て、会ったばかりの男と結婚なんて! 「自分たちが犯した過ちを繰り返して欲しくない」。娘の結婚を阻止するため“仲がいいフリをして、娘と結婚相手の関係を引き裂く”というミッションが始動するが、果たして!?

特に面白いのが、2人の会話劇の面白さです。会話というよりは「言葉のナイフを突きつけあっている」と説明したほうが正確ですが、そのワードチョイスが素晴らしいのです。

とはいえ、仲は悪いですが娘への愛では共通しているデヴィッドたち。それゆえ「子どものためなのか、自分のためなのか」という親子関係への重大なメッセージや、人生の教訓になるセリフ・展開も多々。親世代もグッとくるような共感と感動が、全編を通じて押し寄せてきます。

娘の卒業式に参加するも、イスの肘掛けを取り合って口論する元夫婦。“終わっている男女”で険悪そのものなんですが、ジョージ・クルーニー&ジュリア・ロバーツが演じているから、どこかほほ笑ましく観ていられます。大好きです、この2人!
67 10/25
移動中
DVD
 そして、バトンは渡された

血のつながらない親の間をリレーされ、これまで4回も名字が変わった優子。
現在は料理上手な義理の父・森宮さんと2人で暮らす彼女は、将来のことや友だちのことなど様々な悩みを抱えながら、卒業式にピアノで演奏する「旅立ちの日に」を猛特訓する日々を送っていた。
一方、夫を何度も変えながら自由奔放に生きる梨花は、泣き虫な娘みぃたんに精いっぱいの愛情を注いでいたが、ある日突然、娘を残して姿を消してしまう。
主人公・優子を永野、血のつながらない父・森宮さんを田中、魔性の女・梨花を石原がそれぞれ演じる。

リレーは、第一走者からアンカーまで大切に繋がれるもので、アンカーは全ての走者の想いをしっかり受け取り最後に全力で駆け抜けるものである。この物語もまさにそういったことが描かれていると思った。
また、走者全員が違った役割があり、その時々で誰しもが欠けてはいけないものである。
全員がいるからバトンは繋がれるものなので、この作品も一つひとつの中継地点が主人公の成長に繋がっていた。
色んなバトンがあると思うが、この作品のようなバトンも世の中にはあるのかもしれないと思い、自分の知らない世界を体験することができた。とても考えさせられるし、引き込まれる作品だった。
すべてが明らかになるとき、涙なくしてはみれません。

66 10/24
ホテルにて
DVD
 マークスの山 1・2・3 ~wowwow ドラマ版~

高村薫原作の社会派ミステリードラマ。

ある日、合田と加納は北岳へ登山に行く。そこでたまたま、白骨遺体が発見された事件現場に遭遇する。捜査した刑事曰く、「あそこは、魔の山です」 捜査の結果、20年前に失踪したある人物だった。
同じ頃、東京で立て続けに殺人事件が発生。
これらの事件の被害者・関係者は、いずれも暁成(ぎょうせい)大学の「星霜山岳会」に所属していた。
そして山岳会に所属していた弁護士のもとに、「マークス」と名乗る男から電話が入る。
調べを続ける警察とマスコミ。しかし、暁成(ぎょうせい)大学OBのネットワークから圧力がかかる。
だんだんと浮かび上がってくる殺人事件の真相と、20年前に山で起こった「悪夢」とは。
様々な出来事が、次々に結びつく物語。全ては「山」から始まっています。

犯人は早い段階で分かるが、警視庁、山梨県警、東京地検特捜部、大学関係者、週刊誌を巻き込み、過去の隠された秘密に迫る社会派ミステリー。死人多数。捜査当局やマスコミへの圧力などは、いくら病んでる日本とはいえリアリティーに乏しいけど、ドラマとしては見応え十分。青年役の高良健吾の演技がなかなか。

合田雄一郎を上川隆也、水沢裕之を高良健吾、高木真知子を戸田菜穂が演じました。
石橋蓮司、佐野史郎、石黒賢、相島一之、大杉連、小西真奈美、鈴木杏樹、小日向文世という豪華キャスト

65 10/24
ホテルにて
DVD 
 護られなかった者たちへ

東日本大震災から9年後、宮城県内の都市部で全身を縛られたまま放置され餓死させられるという凄惨な連続殺人事件が発生した。
被害者はいずれも善人、人格者と言われていた男たちだった。
宮城県警捜査一課の笘篠誠一郎は、2つの事件からある共通項を見つけ出す。
そんな中、利根泰久が容疑者として捜査線上に浮かび上がる。
利根は知人を助けるために放火、傷害事件を起こしたて服役し、刑期を終えて出所したばかりの元模範囚だった。
犯人としての決定的な確証がつかめない中、第3の事件が起こってしまう。
佐藤が容疑者の利根役、阿部が利根を追う刑事・笘篠役を演じるほか、清原果耶、倍賞美津子、吉岡秀隆、林遣都らが脇を固める。

64 10/24
ホテルにて
DVD 
 99.9刑事専門弁護士 The Movie

2016年と18年にTBS「日曜劇場」で放送された松本潤主演の人気ドラマ「99.9 刑事専門弁護士」の劇場版。
常に事実だけを追求し、99.9%逆転不可能と言われる刑事事件で最後の0.1%まであきらめずに真実を追求し、無罪を勝ち取ってきた型破りな弁護士・深山大翔。斑目法律事務所の刑事事件専門ルームは、室長から所長へと昇格した敏腕弁護士・佐田篤弘のもと、新人弁護士の河野穂乃果も加わり、事件に挑む日々を送っていた。
ある日、15年前に起きた天華村毒物ワイン事件に関する依頼が舞い込む。
事件には謎の弁護士・南雲とその娘エリが関わっていた。
村の青年・守の協力を得て、事件を徹底的に調査していく深山たちだったが、思わぬ罠が彼らを待ち受けていた。
深山役の松本潤、佐田役の香川照之らテレビ版でおなじみのキャストに加え、
新人弁護士・穂乃果役で杉咲花が参加。
63 10/24
ホテルにて
DVD
 いのちの停車場

吉永小百合が自身初となる医師役に挑んだ社会派ヒューマンドラマ。
長年にわたり大学病院の救命救急医として働いてきた白石咲和子は、ある事情から父・達郎が暮らす石川県の実家に戻り、在宅医療を行う「まほろば診療所」に勤めることに。
これまで自分が経験してきた医療とは違うかたちでの“いのち”との向き合い方に戸惑いを覚える咲和子だったが、院長の仙川をはじめ、診療所を支える訪問看護師の星野、咲和子を慕って診療所にやって来た元大学病院職員の野呂ら周囲の人々に支えられ、在宅医療だからこそできる患者やその家族との向き合い方を見いだしていく。
咲和子を追って診療所で働き始める青年・野呂を松坂桃李、訪問看護師・星野を広瀬すず、院長・仙川を西田敏行、咲和子を温かく見守る父・達郎を田中泯が演じる。
62 10/23
ホテルにて
DVD 
 グラスホッパー

仕組まれた事故により恋人を失った教師・鈴木は、復讐のため教員としての職を捨て、裏社会の組織に潜入する。
しかし、復讐を遂げようとした相手は「押し屋」と呼ばれる殺し屋によって殺されてしまう。
押し屋の正体を探ろうとした鈴木だったが、自らの嘘がばれ、組織から追われる身になってしまう。
ハロウィンの夜に渋谷のスクランブル交差点で起こった事故をきっかけに、心に闇を抱えた3人の男の運命が交錯していく様を描いた。

鈴木・鯨・蝉という3人が、それぞれに心に闇を抱え、悩み苦しみながらも、裏社会で生き抜いていこうと奔走する姿が印象に残ります。
ただ、内容そのものは割と単調で、見方によってはただグロい暗殺シーンが続いていく作品とも言えなくもなさそうです。
バッタのアップのシーンもあるので、人によってはかなり嫌悪感を抱くかも知れません。
グロいのが大丈夫な方は、興味本位でご覧になってみるといいかと思います。
61 Ambience
Delhi
PVR
 ONE PIECE ~File Red~

2022年7月で連載開始25周年となる大ヒットコミック「ONE PIECE」の劇場版アニメ。
長編劇場版通算15作目で、原作者の尾田栄一郎が総合プロデューサーを務める“FILMシリーズ”としては、2016年公開の「ONE PIECE FILM GOLD」以来4作目。

素性を隠したまま発信される歌声が「別次元」と評され、世界でもっとも愛される歌手ウタが、初めて公の前に姿を現すライブが開催されることになった。
そのことに色めき立つ海賊たちと、目を光らせる海軍。
ルフィ率いる麦わらの一味は、何も知らずに、ただ彼女の歌声を楽しみに会場にやってきた。
世界中から集まったファンが会場を埋め尽くし、いよいよ待望の歌声が響き渡ろうとしている。
しかし、ウタが「シャンクスの娘」であるという事実が明らかになったことから、事態は大きく動き出していく。

ウタ役は声を声優の名塚佳織、歌唱を歌手のAdoが担当し、映画の大ヒットとあわせて楽曲も注目を集め、ウタがアニメキャラクターとして初めてNHK紅白歌合戦に出場するなど大きな話題となった。
ぶらkk
60 10/2
ジム・自宅にて
 キネマの神様

“映画の神様”を信じ続ける男の人生と、彼を取り巻く人々との愛や友情、家族の物語を描く。映画監督を目指し、助監督として撮影現場で働く若き日のゴウは、撮影所近くの食堂の娘・淑子や仲間の映写技師テラシンとともに夢を語らい、青春の日々を駆け抜けていた。
しかし、初監督作「キネマの神様」の撮影初日に転落事故で大きなケガを負い、作品は幻となってしまう。
大きな挫折を味わったゴウは夢を追うことを諦めてしまい、撮影所を辞めて田舎へと帰っていった。
それから約50年。かつて自身が手がけた「キネマの神様」の脚本が出てきたことで、ゴウの中で止まっていた夢が再び動き始める。
「男はつらいよ」「学校」「釣りバカ日誌」など松竹の看板シリーズを手がけてきた山田監督がメガホンをとり、山田監督作に数多く携わってきた朝原雄三も脚本に参加している。現在のゴウを沢田研二、若き日のゴウを菅田将暉が2人1役で演じる。
ゴウ役は当初、志村けんが務める予定だったが、志村が新型コロナウイルス感染症の肺炎により降板、後に死去したことから、かつて志村と同じ事務所でもあった沢田が志村の意思を継ぎ、代役としてゴウを演じることになった。
59 10/2
Ambience
Gurgaon
PVR
 Don’t worry darling

完璧な生活が保証された街で夫ジャックと幸せな日々を送るアリスは、隣人が赤い服の男たちに連れ去られるところを目撃する。それ以降、彼女の周囲では不可解な出来事が続発し、次第に精神が不安定となり周囲からも心配されるアリスだったが、あることをきっかけに、この街の存在自体に疑問を抱くようになる。

本作のタイトルが「ドント・ウォーリー・ダーリン」というのも、皮肉が効いていて良い。これは夫が妻にいうセリフとして位置づけられているのだが、本作においては、「夫=男」こそが一番安心できない存在なのだ。
ラストショットは、アリスが現実の世界に戻ってきたことを表現する”息遣い”だけが聴こえて、エンドクレジットに突入する。
アリスはまた苦しい現実に戻ってくるが、それでも自分の人生を取り戻す。それが彼女にとっての幸せなのか?は分からない。だが、間違いなく彼女は偽りの人生から脱却するのである。

SF設定の部分は、正直ツッコミどころだらけだ。このビクトリーの運営資金や現実世界との行き来の方法など描かれていない部分も多いし、あの赤い服を着た男たちの存在も含めて謎も多い。
前述のとおりストーリーの斬新さも希薄だ。だがスリラーとして割り切って観れば、秀逸な演出と芸達者な演者たちで描かれた魅力的な作品だと思う。
58 10/1
MG Road
PVR
3D-4DX
 アバター Re Release

地球から遠く離れた神秘の惑星を舞台に、自らの分身となる“アバター”を操り、星の先住民ナヴィ族と交流する主人公が、人類とナヴィとの戦争に巻き込まれていく姿を壮大なスケールで描く。

22世紀、人類は希少鉱物を求めて地球から遠く離れた神秘の星パンドラで「アバター・プロジェクト」に着手。
「ナヴィ」と呼ばれるパンドラの種族と人間のDNAを組み合わせた肉体=「アバター」を操ることで、人体に有毒な大気の問題をクリアし、鉱物を採掘することが可能になった。
この計画に参加した元兵士ジェイクは車椅子の身だったが、アバターを通して自由に動き回ることができるようになった。
パンドラの地で、ナヴィの族長の娘ネイティリと恋に落ちたジェイクは、パンドラの生命を脅かす自身の任務に次第に疑問を抱くようになり、星の運命を決する選択を迫られていく。
57 9/23
機内
私をくいとめて

芥川賞作家・綿矢りさの同名小説の実写映画化。
のんと林遣都が初共演し、おひとりさま生活を満喫する女性と年下男子の不器用な恋の行方を描き出す。
何年も恋人がおらず、ひとりきりの暮らしにもすっかり慣れた31歳の黒田みつ子。
そんな彼女が楽しく平和に生活できているのには、ある理由があった。
彼女の脳内にはもう1人の自分である相談役「A」が存在し、人間関係や身の振り方に迷った際にはいつも正しい答えをくれるのだ。
ある日、みつ子は取引先の若手営業マン・多田に恋心を抱く。
かつてのように勇気を出せない自分に戸惑いながらも、一歩前へ踏み出すことを決意するみつ子だったが……。
 
56 9/18
機内
 ジュラシックワールド/新たなる支配者

現代によみがえった恐竜たちの姿をリアルかつスリリングに描いて人気を集める「ジュラシック・パーク」シリーズの最終章。

ジュラシック・ワールドのあった島、イスラ・ヌブラルが噴火で壊滅し、救出された恐竜たちが世界中へ解き放たれて4年。
人類はいまだ恐竜との安全な共存の道を見いだせずにいる。
恐竜の保護活動を続けるオーウェンとクレアは、ジュラシック・パーク創設に協力したロックウッドの亡き娘から作られたクローンの少女、メイジーを守りながら、人里離れた山小屋で暮らしていた。
そんなある日、オーウェンは子どもをつれたブルーと再会。
しかし、その子どもが何者かによって誘拐されてしまい、オーウェンはクレアとともに救出に向かう。
一方、ある目的で恐竜の研究をしている巨大バイオテクノロジー企業のバイオシンを追っていたサトラー博士のもとには、グラント博士が駆け付け、彼らはマルコム博士にも協力を求める。
55 9/4
PVR Logix
Noida 2D
 Three Thousand Years of Longing 邦題:アラビアンナイト 三千年の願い

3000年もの間幽閉されていた孤独な魔人と現代の女性学者の「願い」をめぐるおはなし。

古今東西の物語や神話を研究する学者アリシアは、講演先のイスタンブールで美しいガラスの小瓶を買う。
ホテルの部屋に持ち帰ると、中から巨大な魔人が飛び出し、瓶から出してくれたお礼に「3つの願い」をかなえると申し出る。
しかし物語の専門家であるアリシアは「願い事」を描いた物語にハッピーエンドがないことを知っており、魔人の誘いに疑念を抱く。魔人は彼女の考えを変えさせようと、3000年におよぶ自らの物語を語り出す。
54 8/28
PVR
4DX 2D 
 Dragon Ball ~SUPER HERO~

鳥山明による大ヒット漫画「ドラゴンボール」を原作とする劇場版アニメ。
2015~18年に放送されたテレビシリーズ「ドラゴンボール超(スーパー)」の映画化第2弾で、2018年公開の前作「ドラゴンボール超 ブロリー」同様に、今作でも原作者の鳥山が脚本やキャラクターデザインを担当した。
かつて孫悟空によって壊滅させられた悪の組織「レッドリボン軍」の意志を継ぐ者たちが現れ、新たに最強の人造人間ガンマ1号、2号を生み出す。
彼らは自らを「スーパーヒーロー」と名乗り、ピッコロや悟飯たちを襲い始める。
53 8/27
PVR MGF
4DX 2D 
 NOPE

広大な田舎町の空に突如現れた不気味な飛行物体をめぐり、謎の解明のため動画撮影を試みる兄妹がたどる運命を描いた。

田舎町で広大な敷地の牧場を経営し、生計を立てているヘイウッド家。
ある日、長男OJが家業をサボって町に繰り出す妹エメラルドにうんざりしていたところ、突然空から異物が降り注いでくる。
その謎の現象が止んだかと思うと、直前まで会話していた父親が息絶えていた。
長男は、父親の不可解な死の直前に、雲に覆われた巨大な飛行物体のようなものを目撃したことを妹に明かす。兄妹はその飛行物体の存在を収めた動画を撮影すればネットでバズるはずだと、飛行物体の撮影に挑むが、そんな彼らに想像を絶する事態が待ち受けていた。
52 8/20
DVD
ジム・ホテルにて 
 勝手にふるえてろ

芥川賞作家・綿矢りさによる同名小説の映画化で、恋愛経験のない主人公のOLが2つの恋に悩み暴走する様を、松岡茉優の映画初主演で描くコメディ。
OLのヨシカは同期の「ニ」からの突然の告白に「人生で初めて告られた!」とテンションがあがるが、「ニ」との関係にいまいち乗り切れず、中学時代から同級生の「イチ」への思いもいまだに引きずり続けていた。
一方的な脳内の片思いとリアルな恋愛の同時進行に、恋愛ド素人のヨシカは「私には彼氏が2人いる」と彼女なりに頭を悩ませていた。
そんな中で「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこう」という奇妙な動機から、ありえない嘘をついて同窓会を計画。
やがてヨシカとイチの再会の日が訪れるが……。
51 8/15
PVR
Ambience
Gurgon
 DC League of Super-Pets (邦題:DC がんばれ!スーパーペット)

スーパーパワーを得たペットたちが繰り広げる大冒険を描いた長編アニメーション。

ある日、宇宙の果てからオレンジ色に光る謎の物体が落ちてきて、留守番中のペットたちにスーパーパワーが宿る。
●スーパーマンの愛犬で空を飛べる「クリプト」と相棒の「エース」、
●体の大きさを自在に変えられるブタの「PB」、
●超高速で移動するカメの「マートン」、
●手から電撃を放つリスの「チップ」
という少しドジな5匹のスーパーペットたちは、全く使いこなせない能力を武器にチームを結成。
世界征服を企む最強の子猫ウィスカーズとモルモット軍団に立ち向かう。

ドウェイン・ジョンソン、ケビン・ハート、キアヌ・リーブスら豪華キャストが声優を務める。
日本語吹き替え版のキャストは松岡茉優、お笑いコンビ「チョコレートプラネット」の松尾駿ら。
50 7/30
DVD
ジム・自室にて
 そして父になる

福山雅治を主演に迎え、息子が出生時に病院で取り違えられた別の子どもだったことを知らされた父親が抱く苦悩や葛藤を描いたドラマ。
大手建設会社に勤務し、都心の高級マンションで妻と息子と暮らす野々宮良多は、人生の勝ち組で誰もがうらやむエリート街道を歩んできた。
そんなある日、病院からの電話で、6歳になる息子が出生時に取り違えられた他人の子どもだと判明する。
妻のみどりや取り違えの起こった相手方の斎木夫妻は、それぞれ育てた子どもを手放すことに苦しむが、どうせなら早い方がいいという良多の意見で、互いの子どもを“交換”することになるが……。

2013年・第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、審査員を受賞した。
良多を演じる福山は自身初の父親役。
妻みどりに尾野真千子、斎木夫妻にリリー・フランキー、真木よう子が扮する。
49 7/30
DVD
ジム・自室にて
 あなたの番です 劇場版

2019年に日本テレビ系列で放送され、都内マンションで新婚生活を始めた夫婦が住民たちの「交換殺人ゲーム」に巻き込まれていく様子を予想外な展開の連続で描き、大きな話題を呼んだテレビドラマ「あなたの番です」の劇場版。
テレビ版に引き続き秋元康が企画・原案、原田知世と田中圭が主演を務め、もしもマンションの住民会に出席したのが妻ではなく夫だったら、そして交換殺人ゲームが始まらなかったら、というパラレルワールドを描く。
マンション「キウンクエ蔵前」に引っ越して2年後、晴れて結婚した菜奈と翔太は、住民会を通じて親しくなったマンション住民たちを招待し、船上ウェディングパーティを開く。ところが、逃げ場のないクルーズ船内で連続殺人事件が発生。
菜奈と翔太と住民たちは犯人捜しに乗り出すが、そこには思わぬ殺意が交錯していた。共演にも西野七瀬、横浜流星、木村多江、生瀬勝久らテレビ版のキャストが集結。
48 8/6
PVR
Ambience
Gurgon

IMAX 2D
 Bullet Train (ブレット・トレイン)

作家・伊坂幸太郎による「殺し屋シリーズ」の第2作「マリアビートル」を、ブラッド・ピット主演でハリウッド映画化したクライムアクション。

いつも事件に巻き込まれてしまう世界一運の悪い殺し屋レディバグ。
そんな彼が請けた新たなミッションは、東京発の超高速列車でブリーフケースを盗んで次の駅で降りるという簡単な仕事のはずだった。
盗みは成功したものの、身に覚えのない9人の殺し屋たちに列車内で次々と命を狙われ、降りるタイミングを完全に見失ってしまう。
列車はレディバグを乗せたまま、世界最大の犯罪組織のボス、ホワイト・デスが待ち受ける終着点・京都へ向かって加速していく。

共演に「オーシャンズ8」のサンドラ・ブロック、「キック・アス」シリーズのアーロン・テイラー=ジョンソン、
「ラスト サムライ」の真田広之ら豪華キャストが集結。
47 7/31
Vegas mall
Dwarka PVR 
劇場版 FREE! ~The Final Stroke -the second volume (後編)

京都アニメーションが制作を手がけ、競泳に打ち込む青年たちの絆と成長を描いた大ヒットアニメ「Free!」シリーズの最終章となる劇場版2部作の後編。
世界大会への初出場を終えた七瀬遙は、絶対王者・アルベルトの泳ぎに囚われるあまり、自由を失ってしまう。
泳ぐことの意味と水との在り方を問われ、ひとりもがき苦しむ遙。
あえて過酷な特訓を選び、ひたすら練習に打ち込んで身も心も酷使していく。
仲間たちはそんな遙を信じて見守り、寄り添い続ける。
46 7/30
DVD
ジム・自室にて
 ハウス・オブ・グッチ

ファッションブランド「GUCCI(グッチ)」の創業者一族の崩壊を描いたサスペンスドラマ。
サラ・ゲイ・フォーデンのノンフィクション小説「ハウス・オブ・グッチ」を原作に、グッチ一族の確執と3代目社長マウリツィオ・グッチ暗殺事件を描き出す。
1995年3月27日、GUCCI創業者グッチオ・グッチの孫にあたる3代目社長マウリツィオが、ミラノの街で銃弾に倒れた。
犯人の特定が難航する中、犯行を指示した驚きの黒幕が明かされる。マウリツィオの妻で、グッチ家の崩壊を招くパトリツィア・レッジャーニを「アリースター誕生」のレディー・ガガ、夫マウリツィオ・グッチを「マリッジ・ストーリー」のアダム・ドライバーが演じ、アル・パチーノ、ジェレミー・アイアンズ、ジャレッド・レトが共演。
45 7/23
DVD
車内にて
 怪盗グルーのミニオン大脱走

人気アニメーション「怪盗グル―」シリーズの第3弾。
晴れて結婚したグルーとルーシーの前に、新たな敵バルタザール・ブラットが現れる。
1980年代に子役として人気を博した過去の栄光にすがり、80年代ファッションに身を包んだバルタザールは、様々なガジェットを駆使して犯罪を繰り返し、グルーを反悪党同盟から追い出してしまう。
そんな時、グルーにドルーという生き別れになっていた双子の兄弟がいることが判明。
父親から莫大な遺産を相続しているドルーは父の志を受け継ぎ天下の大悪党になることを夢見ていた。
一方、グルーの相棒ミニオンたちは、グルーが反悪党同盟をクビになったことで再び悪の道に戻ってくることを期待していたが、グルーにその気がないことを知り、新たなボスを求めて旅に出るのだが……。

日本語吹き替え版は、シリーズおなじみの笑福亭鶴瓶、芦田愛菜、中島美嘉らが続投し、バルタザール役を松山ケンイチが務める。
44 7/23
DVD
車内にて 
 ミニオンズ

ユニバーサル・スタジオ製作の大ヒットアニメ「怪盗グルー」シリーズに登場する人気キャラクター、ミニオンたちを主役に描いた作品。
人類より遥か以前から誕生していた黄色い生物ミニオンは、その時代で最も強いボスに仕えるという習性をもっていた。
しかし、いつも失敗ばかりで長続きせず、やがて仕えるボスがいなくなってしまう。
生きる目的を失い、一族に滅亡の危機が迫るなか、兄貴肌のケビン、バナナのことで頭がいっぱいのスチュアート、そして弱虫のボブが新たな最強のボスを探す旅に出る。
やがて世界中から悪党の集まる大悪党祭りの会場にたどり着いた3人は、そこで世界初の女悪党スカーレット・オーバーキルに出会う。
43 7/16
Logix city
center PVR 
 ELVIS

「キング・オブ・ロックンロール」と称されるエルビス・プレスリーの人生を映画化。
スターとして人気絶頂のなか若くして謎の死を遂げたプレスリーの物語を、「監獄ロック」など誰もが一度は耳にしたことのある名曲の数々にのせて描いていく。

ザ・ビートルズやクイーンなど後に続く多くのアーティストたちに影響を与え、「世界で最も売れたソロアーティスト」としてギネス認定もされているエルビス・プレスリー。
腰を小刻みに揺らし、つま先立ちする独特でセクシーなダンスを交えたパフォーマンスでロックを熱唱するエルビスの姿に、女性客を中心とした若者たちは興奮し、小さなライブハウスから始まった熱狂はたちまち全米に広がっていった。
しかし、瞬く間にスターとなった一方で、保守的な価値観しか受け入れられなかった時代に、ブラックカルチャーを取り入れたパフォーマンスは世間から非難を浴びてしまう。
やがて故郷メンフィスのラスウッド・パークスタジアムでライブを行うことになったエルビスだったが、会場は警察に監視され、強欲なマネージャーのトム・パーカーは、逮捕を恐れてエルビスらしいパフォーマンスを阻止しようとする。
それでも自分の心に素直に従ったエルビスのライブはさらなる熱狂を生み、語り継がれるライブのひとつとなるが……。
42 7/16
DVD
車内・自室にて 
 マチネの終わりに

とても静かな物語・・・・
全く違う世界に生きてきた男女が、運命のひきよせられたのかのように出会い、恋を実らせようとしたが、
とある出来事が2人の仲を裂き。それぞれがそれぞれの生活を始め、時が過ぎ。。
そのまま、エンディング。。 なんだったの?


東京、パリ、ニューヨークを舞台に音楽家とジャーナリストの愛の物語を描いたベストセラー小説を福山雅治、石田ゆり子主演で映画化。
パリでの公演を終えた世界的なクラシックギタリストの蒔野聡史は、パリの通信社に勤務するジャーナリストの小峰洋子と出会う。
2人は出会った瞬間から惹かれ合い心を通わせていくが、洋子には婚約者である新藤の存在があった。
そのことを知りながらも、自身の思いを抑えきれない蒔野は洋子へ愛を告げる。
しかし、40代の2人をとりまくさまざまな現実を前に、蒔野と洋子の思いはすれ違っていく……。
蒔野役を福山、洋子役を石田がそれぞれ演じ、伊勢谷友介、桜井ユキ、木南晴夏、風吹ジュン、板谷由夏、古谷一行らが脇を固める。
41 7/16
DVD
ジム・車内にて
 ラストレター

豪華な顔ぶれ、
広瀬すず(2役)、森七菜(2役)、松たか子、福山雅治、豊川悦司、神木隆之介、中山美穂、

自身の出身地・宮城を舞台に、手紙の行き違いから始まった2つの世代の男女の恋愛模様と、それぞれの心の再生と成長を描いたラブストーリー。
姉・未咲(広瀬すず)の葬儀に参列した裕里(松たか子)は、未咲の娘・鮎美から、未咲宛ての同窓会の案内状と未咲が鮎美に遺した手紙の存在を告げられる。
未咲の死を知らせるため同窓会へ行く裕里だったが、学校の人気者だった姉と勘違いされてしまう。
そこで初恋の相手・鏡史郎(福山雅治)と再会した彼女は、未咲のふりをして彼と文通することに。
やがて、その手紙が鮎美のもとへ届いてしまったことで、鮎美は鏡史郎と未咲、そして裕里の学生時代の淡い初恋の思い出をたどりはじめる。
主人公の裕里を松たか子、未咲の娘・鮎美と高校生時代の未咲を広瀬すず、鏡史郎を福山雅治、高校生時代の鏡史郎を神木隆之介がそれぞれ演じる。

姉のふりをして乙坂(福山雅治)と文通する妹(松たか子)
母のふりをして乙坂(福山雅治)と文通する娘(広瀬すず)
姉のふりをして乙坂(神木隆之介)の手紙に返事を書く妹(森七菜)

☆心に残ったセリフ:「誰かが思ってくれる限り、その人は生き続ける」
その通りだなー、と。誰かの心に生き続けられるのって、いいですよね。
40 7/14
DVD
ジムにて
 老後の資金がありません!

家計に無頓着な夫の章、フリーターの娘まゆみ、大学生の息子・勇人と暮らす平凡な主婦・後藤篤子は、あこがれのブランドバッグも我慢して、夫の給料と彼女がパートで稼いだお金をやり繰りし、コツコツと老後の資金を貯めてきた。しかし、亡くなった舅(しゅうと)の葬式代、パートの突然の解雇、娘の結婚相手が地方実業家の御曹司で豪華な結婚式を折半で負担、さらには夫の会社が倒産と、節約して貯めた老後の資金を目減りさせる出来事が次々と降りかかる。
そんな中、章の妹・志津子とのやりとりの中で、篤子は夫の母・芳乃を引き取ることを口走ってしまう。
芳乃を加えた生活がスタートするが、芳乃の奔放なお金の使い方で予期せぬ出費がかさみ、篤子はさらなる窮地に立たされてしまう。
元宝塚ジェンヌの天海祐希に大開脚させたり、松竹歌劇団のトップスターだった草笛光子にシミだらけにゲジゲジ眉毛で歯抜けのじじいメイクをさせたり・・・プライドを捨て、体を張って演じた当人達は勿論だが、こんなことを了承させたプロデューサーはじめ製作陣の熱意も素直に感服。
毒蝮三太夫の「ババァ」連呼は分かってはいても笑ってしまった。
スリムクラブやピスタチオ、佐々木健介といった最近ちょっとご無沙汰な面々もセリフのある役回りを貰えて心なしか生き生きして見えた。
ちょっと意外だったのは竜雷太のマッチョぶり。齢70を越えてあの体型を維持してるのはスゴイ。
全体的にはエンタメ色全開だけど老後資金のことだけでなく、熟年での失業やシェアハウス生活、各種冠婚葬祭費用の相場、果ては特殊詐欺の手口まで、庶民にとっては考えさせられるテーマが沢山散りばめられていて、身につまされる内容でもあった。
草笛光子と天海祐希はさすがの演技で、義妹役の若村麻由美も光ってた。シングルマザーでキャバクラ嬢役の高橋メアリージュンのショートパンツ姿は色っぽかった。
39 7/10~13
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 呪術廻戦 アニメ 1回~24回まで

アニメの5回目で、劇場版とのつながりがやっと分かる!!
普通の高校生だけど呪いが見える男子高校生「虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ) 」君がきっかけで呪術師を育成する高校「呪術高等専門学校」の1年として入学するところから始まります。
呪いにまつわる事件を解決することを通して同じ1年の伏黒恵や女子の釘崎野薔薇など同級生や教師の五条悟に七海 建人等個性的な生徒や教師とのやりとりが面白かったです。
1期は「呪胎戴天編」「幼魚と逆罰編」「京都姉妹校交流会編」「起首雷同編」に分かれており、
まだまだ原作は続いているので、第2期も決まっているので楽しみにしようかと思います。
特徴はクセのあるキャラたちでしょうか。そしてそれが私が視聴を長く中断していた理由です。
主人公は、内面は少年漫画らしく正義感のある熱血少年なんですが、外見が目つきの悪いチャラいヤンキーだというところがなんとも。他にもガラの悪い女とか、戦闘中に女のタイプを聞いてくるヤツとか、「シャケ」とかしか言わないヤツとか、パンダとかロボとかエレキ弾く老人とか。
独自性はあるんですが、ユニークすぎると言うかバカバカしい一歩手前というか、むしろ半歩突っ込んでると言うか。あと狙ってやってるんでしょうが、敵キャラがどうにもキモいだけで魅力が感じられません。
味方のゴーグルしたサラリーマンと、前髪が斜めの女の子はなんかイイと思いました。
主人公漢字難し過ぎです。読めません
 ➀虎杖悠仁 (いたどり ゆうじ)
 ➁伏黒恵 (ふしぐろ めぐみ)
 ➂釘崎野薔薇(くぎさきのばら)
 ➃五条悟(ごじょうさとる)
 ➄七海建人(ななみけんと)
 ➅三輪霞(みわかすみ)
 ⑦東堂葵(とうどうあおい)
●強い呪いが込められた“呪物(じゅぶつ)”であり、
●呪物の封印が解けたことで、人を襲う“呪霊(じゅれい)”が現れる。
虎杖悠仁は、残り の「宿儺(すくな)の指」を集める使命を果たすため、都立呪術高専に転校し、
呪術師として生きることを決意します。
38 7/10
PVR Dwarka
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 劇場版 呪術廻戦 0

「週刊少年ジャンプ」連載の大ヒットコミックを原作とする人気テレビアニメ「呪術廻戦」の劇場版。
原作者・芥見下々が本編連載前に短期集中連載で発表した前日譚「呪術廻戦0 東京都立呪術高等専門学校」を基に、呪いと化した幼なじみに憑かれた青年・乙骨憂太の“愛と呪いの物語”を描く。
高校生の乙骨憂太は、幼い頃、結婚を約束した幼なじみの祈本里香を交通事故により目の前で亡くしていた。
それ以来、呪霊化した里香に取り憑かれるようになった乙骨は、暴走する彼女に周囲の人々を傷つけられ苦悩していた。そんな中、呪霊を祓う“呪術師”を育成する教育機関・東京都立呪術高等専門学校の教師にして最強の呪術師・五条悟に導かれ、乙骨は同校に転入することに。
自身の手で里香の呪いを解くことを決意した乙骨は、同級生の禪院真希や狗巻棘、パンダと共に呪術師として歩みだすが……。
あとラストのKing Gnuの主題歌「一途」は、もう初めて聴いた瞬間に惚れてしまいました。
37 7/9
PVR MGF
mall
 Thor ~Love & Thunder~

クリス・ヘムズワース演じる雷神ソーの活躍を描いた、マーベル(MCU)の「マイティ・ソー」シリーズ第4作。
「アベンジャーズ エンドゲーム」後の世界を舞台に、「神殺し」の異名を持つ悪役ゴアとの戦いを描く。
サノスとの激闘の後、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々とともに宇宙へ旅立ったソー。
これまでの道のりで多くの大切な人々を失った彼は、いつしか戦いを避けるようになり、自分とは何者かを見つめ直す日々を送っていた。
そんなソーの前に、神々のせん滅をもくろむ最悪の敵、神殺しのゴアが出現。ソーやアスガルドの新たな王となったヴァルキリーは、ゴアを相手に苦戦を強いられる。そこへソーの元恋人ジェーンが、ソーのコスチュームを身にまとい、選ばれた者しか振るうことができないムジョルニアを手に取り現れる。
ジェーンに対していまだ未練を抱いていたソーは、浮き立つ気持ちを抑えながら、新たな「マイティ・ソー」となったジェーンとタッグを組み、ゴアに立ち向かうことになる。

物語中に中だるみのような退屈なシーンがなく、無駄のない気持ちいストーリーなところは良かった点です。最近は時間だけが長く中身の薄い映画が多い中、これは非常に良かったです。
36 7/3
機内
 るろうに剣心 最終章 The Final

和月伸宏の人気コミックを佐藤健主演&大友啓史監督で実写映画化した大ヒットシリーズ「るろうに剣心」の完結編2部作の第1弾。
原作では最後のエピソードとなる「人誅編」をベースに、剣心の十字傷の謎を知る上海マフィアの頭目・縁との戦いを描く。
日本転覆を企てた志々雄真実との死闘を終えた剣心たちは、神谷道場で平穏な日々を送っていた。
そんなある日、何者かが東京中心部を相次いで攻撃。
やがて剣心は、ある理由から剣心に強烈な恨みを持つ上海の武器商人・縁との戦いに身を投じていく。キャストには緋村剣心役の佐藤健、神谷薫役の武井咲、相楽左之助役の青木崇高、高荷恵役の蒼井優、斎藤一役の江口洋介らおなじみの俳優陣が再結集。
新たなメンバーとして、シリーズ史上最恐の敵となる縁役を新田真剣佑、かつての剣心の妻で、剣心が不殺の誓いを立てる理由となった女性・雪代巴役を有村架純がそれぞれ演じる。

大人気シリーズの最終章2部作。これはその前編にあたる。
『The Final』が前編で『The Biginning』が後編…って、わかりづらすぎるだろっ!

雪代巴のキャスティングは???巴さんは有村架純じゃないでしょ。
�もっと儚げで幸薄そうな感じの人じゃないと。
有村架純じゃ丸顔すぎて、全然不幸そうに見えない。
「DESIRE」の頃の中森明菜とか、ZARDの坂井泉水とか、薄幸の美女って感じが欲しいところ。
35 7/1
機内
 僕と彼女とラリーと

愛知県豊田市と岐阜県恵那市を舞台に、葛藤を抱える若者が故郷の美しい自然や人々の温かさに触れ、ラリーへの挑戦を通して再生していく姿を描いたヒューマンドラマ。大学入学を機に上京し役者を目指す大河のもとに、故郷で暮らす幼なじみの美帆から、父が急死したとの報せが届く。
父はかつてラリーで数々の栄誉に輝いたメカニックで、現在は豊田市の外れで「北村ワークス」を営んでいた。幼い頃に母と死別した大河は、家庭を顧みなかった父にわだかまりを抱えており、複雑な思いのまま帰郷する。
そこで「北村ワークス」の従業員たちが路頭に迷うことを知った大河は、エリート銀行員である兄に反対されながらも、会社の再起をかけてラリー大会に出場することを決意する。
「レディ・プレイヤー1」の森崎ウィンが主演を務め、「愛がなんだ」「おもいで写真」の深川麻衣が幼なじみの美帆を演じる。監督・脚本は「今日も嫌がらせ弁当」の塚本連平。

ちょっと設定のお粗末さが目立っていました。理解に苦しむシーンと無理矢理の設定がちらほら。
34 6/26
DVD
 人間失格 ~太宰治と3人の女たち~

小栗旬が文豪・太宰治を演じ、小説「人間失格」の誕生秘話を、太宰を取り巻く3人の女性たちとの関係とともに描いたオリジナル作品。
「ヘルタースケルター」「Diner ダイナー」の蜷川実花がメガホンをとり、脚本を「紙の月」の早船歌江子が手がけた。
1964年、人気作家として活躍していた太宰治は、身重の妻・美知子と2人の子どもがいながら、自分の支持者である静子と関係を持ち、彼女がつけていた日記をもとに「斜陽」を生み出す。
「斜陽」はベストセラーとなり社会現象を巻き起こすが、文壇からは内容を批判され、太宰は“本当の傑作”を追求することに。
そんなある日、未帰還の夫を待つ身の美容師・富栄と知り合った太宰は、彼女との関係にも溺れていく。身体は結核に蝕まれ、酒と女に溺れる自堕落な生活を続ける太宰を、妻の美知子は忍耐強く支え、やがて彼女の言葉が太宰を「人間失格」執筆へと駆り立てていく。
太宰を取り巻く3人の女たちを演じるのは、正妻・美知子役の宮沢りえ、静子役の沢尻エリカ、富栄役の二階堂ふみ。そのほか坂口安吾役の藤原竜也、三島由紀夫役の高良健吾、成田凌、千葉雄大、瀬戸康史ら豪華キャストが集う。
33 6/22
機内
 Sing 2

誰もが知る名曲やヒットソングを満載して描いたミュージカルコメディアニメ「SING シング」の続編。
コアラのバスター・ムーンが再建に成功した「ニュー・ムーン・シアター」は地元で人気となり、連日満席の活気にあふれていた。しかし、バスターには、世界的なエンタテインメントの中心地レッド・ショア・シティにあるクリスタル・タワー・シアターで新しいショーを披露するという、さらなる夢があった。
そのためには、クリスタル・エンターテインメント社の冷酷な経営者ジミーのオーディションに通過しなければならない。どうすればジミーの気を引くことができるか考えたバスターと仲間たちは、伝説のロック歌手で、今は隠遁生活を送っているクレイ・キャロウェイを自分たちのショーに出演させることを思いつくが……。
日本語吹き替え版もバスター役の内村光良をはじめ、坂本真綾、斎藤司、MISIA、長澤まさみ、大橋卓弥、大地真央、田中真弓と変わらず、クレイ役で「B'z」の稲葉浩志が声優初挑戦した。
32 6/22
機内
 9人の翻訳家 囚われたベストセラー

フランス映画です。違法流出防止のため各国の翻訳家たちを秘密の地下室に隔離して翻訳を行ったという前代未聞のエピソードを題材に描かれた作品です。
フランスの人里離れた村にある洋館。全世界待望のミステリー小説「デダリュス」完結編の各国同時発売に向けて、9人の翻訳家が集められた。翻訳家たちは外部との接触を一切禁止され、毎日20ページずつ渡される原稿を翻訳していく。しかしある夜、出版社社長のもとに「冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば全ページを流出させる」という脅迫メールが届きます。
この作品の上映時間の105分はやっぱり短い。中盤からの駆け足で「こうでした」となるのなら、あと30分増やしてでも、それぞれのキャラエピソードやラストに向かう伏線を張っていても良かったのではないかな。そして、もう少し、そこに至る迄の人物描写をより細かくしても良かったのではと思います。
邦題の「9人の翻訳家」とありますが、その9人の翻訳家のそれぞれの人物描写が薄くて、一部の翻訳家以外はその他大勢みたいになってる感じ。世界中が待ちに待ったベストセラー小説の世界同時出版で徴集された翻訳家達が集められる。契約書に明記された項目に納得して参加している訳ですが、不条理な扱いに徐々に不満が募ってくる。
妖艶な美女のカテリーナやパンキッシュなマリアと面白そうなキャラもいるのに、どうにも惜しいんですよね。個人的には秘書のローズマリーがお気に入りです♪中核となるアレックスは時折、ダニエル・ラドクリフに見えます。(笑)
事件自体は、ドンデン、また事件に戻って、ドンデンで観てて飽きないし、一つ一つが「なるほど!」と納得感あるのね。良く練られてる。最後の謎も「そうだったのか!」とオープニングシーンの理由も解って良かった。
犯人側の動機は納得なんだけど、それでも犯罪を敢行したために、犠牲者が出ちゃうんだよね。そこが犯罪じゃなくて他にやり方なかったかなって思わせんの。あと普通は「こいつは怪しい」っていう奴は絶対に犯人じゃないんだけど、そこを外してくるのもうまくて面白かったよ。
なお、9つの翻訳には日本語は含まれませんが、どこかで日本製が活躍します。
31 6/19
DVD
inエキチカ温泉
黒潮(焼津)
 浅田家!

浅田家の次男・政志は、父の影響で幼い頃から写真に興味を持ち、やがて写真専門学校に進学。卒業制作の被写体に家族を選び、浅田家の思い出のシーンを再現した写真で学校長賞を受賞する。卒業後しばらくはくすぶっていたものの、再び写真と向き合うことを決意した政志が被写体に選んだのは、やはり家族だった。様々なシチュエーションを設定しては家族でコスプレして撮影した写真で個展を開催し写真集も出版され、権威ある賞も受賞する。プロの写真家として歩み始めた政志は、全国の家族写真の撮影を引き受けるようになる。
しかし、2011年3月11日、東日本大震災が発生。かつて撮影した東北に住む家族のことが心配になった政志は被災地に足を運ぶが、そこで家や家族を失った人々の姿を目の当たりにする。
4人家族の次男坊として育ち写真家になった主人公・政志を二宮和也、やんちゃな弟をあたたかく見守る兄・幸宏を妻夫木聡が演じ、家族の“愛の絆”や“過去と今”をオリジナル要素を加えつつ描き出しています。たくさん笑えて、シミジミ心に沁みて本当に良い映画でした。
前半は写真集『浅田家』の元になった、コスプレ写真の成り立ちが中心。
「成りたかった職業」「やってみたかったこと」をテーマに。お父さん(平田満)の夢は消防士。お母さん(風吹ジュン)のなりたかったのは、岩下志麻の『極道の妻たち』。レーサー、ヒーロー、大食い選手権などなど、一目で大笑い出来るナイスなそして斬新な写真です。
後半はガラリとシリアスになります。浅田政志32歳の2011年3月11日。
東日本大震災が東北地方を襲いました。政志は、とりあえず、現地に駆けつけました。そこで彼の目に一番に入ったのは、津波で泥だらけになった写真の数々でした。一枚一枚泥を落とし綺麗に乾かすボランティアの青年がいました。大学院生の小野くん(菅田将暉)でした。
手伝わせてもらう事になった政志は、素性を隠して毎日、毎日、通いました。そのうち、その取り組みは大きくなり、やがて小学校の教室に展示して、家族写真や遺影を探す人々の元へ返して、それは復興の支えとなって行くのです。
この映画を見て、一枚の写真の持つチカラ・・・ときに支え、ときに励まし、そして懐かしむ。
そのことを思い出させて貰いました。笑あり涙ありの感動の実話です。
30 6/1
機内 
 ウェディング・ハイ

お笑い芸人バカリズムのオリジナル脚本による、結婚式を舞台に描いたドタバタコメディ。お茶目だけど根は真面目な石川彰人と天真爛漫な新田遥のカップルは、敏腕ウェディングプランナーの中越真帆に支えられながら結婚式の準備を進め、ようやく式当日を迎える。
新郎新婦の紹介VTRや主賓挨拶、乾杯の発声といった定番の演目に並々ならぬ情熱を注ぐ参列者たちだったが、熱すぎる思いが暴走し、式は思わぬ方向へと展開。新郎新婦からのSOSを受けた中越は、知恵と工夫で数々の難題に立ち向かうが、さらに遥の元恋人・裕也や謎の男・澤田も現れて……。
篠原涼子がウェディングプランナー・中越を務め、新郎・彰人を中村倫也、新婦・遥を関水渚、遥の元恋人・裕也を岩田剛典(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS)が演じる。
新郎新婦の一生の思い出の為に、最高の結婚式にすべく奮闘するサポート役であり、式全体の演出/プロデュースまで。まさしく、プロフェッショナル!そんなウェディング・プランナーを題材にした、篠原涼子十八番のお仕事ドラマかと思いきや、脚本はバカリズム。。。そんなんでは収まらない。
どんな結婚式にするかの計画・・・・新郎彰人は、面倒くさがりで、本当は結婚式はやりたくない。と思っている。結婚式挙げた事ある人にとってはあるあるな、あれやこれやの苦悩の数々、、、そんなことでも、バカリズムがユーモアたっぷりに描いてくれていた。
シュールさも勿論!
スピーチに20分以上って…、時間を大幅にオーバー!このままだと披露宴途中で終わらなければならない。何かカットしないと。が、この後も余興はたくさん控えている。皆、ヤル気満々。
あの手この手を駆使して、“超高速!時短結婚式”を実現します!腕利きウェディング・プランナー・中越の底力。
無理言って、新郎友人たちの太鼓、新婦友人たちのダンス、新郎父のマジック、新婦父のマグロの解体ショー、これらをぶっつけ本番で、奇跡のコラボ!でいっぺんに!? お陰で時間短縮成功!
…と思ったら、新婦の両親へのスピーチを前に、新婦父がマジックで消えちゃった!(笑)
でも“結婚”を題材にしていながら、本作公開前に縁起悪く(?)、篠原涼子は離婚。しかも、その原因は…。ひょっとしてこれが、バカリズムの一番のブラックな笑いだった…?
29 6/1
機内
 99.9 刑事専門弁護士 ~The Movie~

2016年と18年にTBS「日曜劇場」で放送された松本潤主演の人気ドラマ「99.9 刑事専門弁護士」の劇場版。
常に事実だけを追求し、99.9%逆転不可能と言われる刑事事件で最後の0.1%まであきらめずに真実を追求し、無罪を勝ち取ってきた型破りな弁護士・深山大翔。斑目法律事務所の刑事事件専門ルームは、室長から所長へと昇格した敏腕弁護士・佐田篤弘のもと、新人弁護士の河野穂乃果も加わり、事件に挑む日々を送っていた。
ある日、15年前に起きた天華村毒物ワイン事件に関する依頼が舞い込む。事件には謎の弁護士・南雲とその娘エリが関わっていた。村の青年・守の協力を得て、事件を徹底的に調査していく深山たちだったが、思わぬ罠が彼らを待ち受けていた。
深山役の松本潤、佐田役の香川照之、テレビ版でおなじみ面々に加え、新人弁護士・穂乃果役で杉咲花が参加していた。
今回は冒頭熊本の岸壁での転落事件。被害者は加害者に単純に突き落とされて殺されたのか、襲ってきた被害者から身を守るため揉み合いに末に止むを得ず突き落としてしまった正当防衛なのか。
メインは無実を訴えた末に死刑囚が獄中死したワイン毒物殺人事件をひっくり返し新事実を突き止める。ワイン毒物殺人事件は事件というより殺意なき事故だった
村の大人たちがグルになった隠蔽工作だったがだからといって無実の罪を被る人が出てくるのはあまりにも理不尽。村人全員がグルって話は古畑任三郎にもあった気がする
それと杉咲花の扱いが雑過ぎる。松本潤のただのパシリにしか見えず、ただのアッパラパー娘です。
だからあの甲高い決めゼリフも彼女のファンでない人には耳障りなのではと心配です。
最後に結構重い結末が待っていました。こんな結末どうかと思いましたが、さすが西島秀俊の場面では泣きそうでした。香川照之演じる佐田先生もなかなかの見せ場があって良かったです。
28 5/28
PVR Saket
City Mall

6/12
TOHOシネマズ
浜松
 TOP GUN ~Marverik~

空母から戦闘機が飛び立とうとする冒頭、ケニー・ロギンスの「デンジャー・ゾーン」が流れて、前作「トップガン」を観た人ならまず「おお!」と盛り上がるはずだし、他の観客も完成を上げ、私は、背筋がぞくぞくした。
せっかくたくさんの若いパイロットが出演したのだから、各キャラクターをもうちょっと掘って欲しかったですね。とくにグレン・パウエルは最初にあんなに「イヤな奴」にしなくてもいいような。結末を考えると彼がまさに前作のマーヴェリックのような活躍。
あの作戦のプランを作ったのはマーベリックなのであろう。トップガンの精鋭達でも実現できそうにないプランだった。指揮官が「お前は希望ではなく絶望を与え続けている」というぐらい。それほどに難易度が高く、もはや机上の空論だと断言されてるようだった。でも、それを実現して見せるマーベリック。
急上昇の負荷ゆえにブラックアウトしそうな意識と視界の中シュミレーションを完遂してしまう。自ら、不可能ではないプランであることを証明して見せる。かっこよすぎる!!
そして、この作品の展開がもう…見事だった。圧倒的なスピード感。それは絵だけではなくストーリーもそうだった。ドラマの種をしっかり植えつつもスローになりはしない。音速の機体と疾走するバイクと生を謳歌する魂のなせるワザなのか。
いよいよミッション開始。もちろん成功する。その成功にも、しっかりと綱渡りが盛り込まれている。
そしてドッグファイト。目玉といえは目玉だけれど、無茶苦茶なシーンの目白押し!弾幕を背にかっ飛ぶ戦闘機のカッコよさったらない。しかし、撃墜されてしまうマーベリック。「!!!」
ま・さ・か!! の悲劇で終わる予感。。。。
だが、ここからがトップガンにマーベリックが付随した意味だった。墜落しても無事に生きていた。そして主人公はきっと帰還するのだろう。でもどうやって?まさか、ここに至って徒歩なんて事はあるはずはない。でも流石の展開です。敵地でF14トムキャットを見つけて逃げるなんて。
そんな都合のいいことあるかい!っとツッコむところだが、トムキャットが出てきて万歳\(^o^)/
旧機体を自在に操るマーベリック。複座に座るルースターにはあり得ない事ばかりだったろうと思う。
だがいよいよ追い詰められ、死を覚悟するマーベリック。ロックオンの警報。放たれるミサイル…直後の爆炎。煙の中から出てくる味方機。
いがみあっていたハングマンだった。王道でありながら、これぞトップガンですね。
27 5/28
地上波TV
録画
ipad 
 ショーシャンクの空に

主人公の銀行家アンディは、妻とその愛人を射殺したとして、無実の罪でショーシャンク刑務所に収監されてしまう。最初は刑務所生活に戸惑っていたアンディだったが、次第に、彼が持つ不思議な魅力で周りの受刑者達の心をつかみ、特に、アフリカ系の囚人レッドと奇妙な友情を育むことに。そして、20年間ショーシャンクで服役した後、彼は自分の免罪を晴らす重要な証拠をつかむ……というストーリー。
■レッドとアンディの友情がとっても魅力的
人種差別がはびこる時代のアメリカで白人と黒人の壁を乗り越えて、互いを尊重し、信頼している関係がすごく良かった。これが観ていて心地よい、いい距離感なんだよね。
■今までの人生経験や知識を使って状況を改善していく前向きさ
アンディがへこたれることなく希望を持ち、前向きな行動に心打たれます。銀行員だったのが幸いして刑務所暮らしでも上手く自分の地位を確立していく世渡り上手なところも面白かった
■刑務所暮らしが長くなりすぎるとシャバが地獄になる
シャバで生きづらくなる・・ってのは何だか分かるなぁ。アンディにとっては図書係が心地よかったろうに。
■流れた音楽「フィガロの結婚」は実は・・・
物語中盤、アンディーが看守の目を盗んで刑務所の放送で音楽を流す。ひどい毎日を一瞬忘れ空を見上げる囚人たちが印象的なシーンです。
この音楽はモーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』の中の「手紙の二重唱」なのですが、イタリア語のため、囚人たちは歌詞の意味は分からず優美な歌声に聞き惚れます。実は歌詞の内容は【浮気者の夫をニセの手紙で呼び出そうと企んでいる歌】なのです。相棒のレッドが『イタリア人女性が何を歌ってたか分からない。本当のことを分からない方がいいこともある。』と語ってるところがミソですね。
■最後は倍返し
大抵の脱獄映画はシャバに出ればハッピーエンドですが、本作の真骨頂はむしろここから!最後の最後にきっちり所長たちへの倍返しでスカッとしました。
■メッセージは『希望』
希望を持たなかったレッドが最後に放つ言葉「希望を持とう」。笑顔で再開。そして抱き合う2人。もうね・・・ジーーンと感動しちゃいます。ラストの2人の笑顔が最高に好きなシーンです。
26 5/21
地上波TV
録画
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 ローマの休日

ヨーロッパ歴訪の過密スケジュールに辟易した某国王女アンが、こっそりとローマの街へ飛び出して、新聞記者のジョーと恋に落ちる。宮殿で主治医から投与された鎮静剤が効いてきて街角で寝こけてしまったアンを、偶然ジョーが助けたのが馴れ初めだが、当然、真実を隠したいアンと、彼女が王女と知って特ダネにしたいジョーは、互いに身分を偽ったままローマを探訪するうちに、気がつくと惹かれ合っていた。。。。かなり強引な展開だが、少しも不自然さを感じさせない。
とにかくオードリーが美しい。。。
整形とか無い時代に、こんなに整ってる人って、なかなかいないよね!この当時の白黒画質でこんなに美しいんだから…きっと現代で観れたらもっと美しいんだろうな。
よこしまな気持ちから純愛へ。。。
アン王女と分かってから金儲けに走ったブラッドレーですが彼女の美貌・・可愛さに仕草に惹かれてしまったようです♡最初のキスしようとしてしない・・もどかしい感じが好き。センスのある終わり方。。。
両想いなのに、自分の要るべき場所をしっかりお互いに理解し、別れた。なんかハッピーエンドじゃないけど、なんだか清々しい終わり方なんだよね。
ジョーは最後にたくさんのたくさんの想いを抱えながら廊下を歩いていた。その後の彼は、喪失感から立ち直って、記者の仕事に身が入っていくんだろうか。。。心配。
25 5/21
スタジオカプリ
ジムにて
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 First Love

父親を殺害した容疑で女子大生・聖山環菜が逮捕された。彼女の「動機はそちらで見つけてください」という挑発的な言葉が世間を騒がせる中、事件を取材する公認心理師・真壁由紀は、夫・我聞の弟で弁護士の庵野迦葉とともに彼女の本当の動機を探るため、面会を重ねるが、二転三転する環菜の供述に翻弄されていた。
真実が歪められる中、由紀はどこか過去の自分と似た何かを感じ始めていた。由紀の過去を知る迦葉の存在、そして環菜の過去に触れたことをきっかけに、由紀は心の奥底に隠したはずの「ある記憶」と向き合うことになる。
由紀役を北川景子、迦葉役を中村倫也、環菜役を芳根京子が演じる。
ニュースや報道を聞くと、被害者に感情移入して肩を持ちたくなる。だけど、本当は、被害者にも加害者にも、それぞれの正義があった。娘だって、母だって、父だって、きっと悪意があったわけじゃない。傷つけたかったわけじゃない。親だって、人間。子供ができたから"親“になっただけ。親なりの育て方で、愛情を注いでいた。そのやり方を、少し間違えただけだった。自らの心の中にある傷は、どれだけ押し込めていても、なにかの拍子で牙を剥き、毒で体を蝕んでいく。きっと、観た人それぞれの、辛かった過去、かつて愛していた人、そんなものが思い出されて、胸が苦しかったんじゃないかと思う。そして、境遇が違くても、同じような感情になったことは、誰でもあると思う。大切な人に、逃げないで想いを伝え、抱きしめてもらうだけで、同じ思い出の色が変わっていく。それはまるで、役目を終えて天に昇華していくように。それがどれだけ救われることか。胸に、沁みた。
また、エンディングに映し出された東京の風景。びっしりとしきつめられたビルやマンション…これを作った人がいて、ここで生活や仕事をしている人がいて、みんな、悩みを抱えながらも一生懸命生きている。
最後に、ファーストラブの意味を考えてみた。これは、子供の親への愛のことだろう。
どんな人間でも、まず愛するのは親である。それに対して、親は子供への愛がファーストラブというわけではない。
24 5/15
PVR Ambience
Delhi

5/22
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MG Road
4DX 3D  
 Doctor strange in the multiverse of madness

根本的な企画としてマルチバースを題材に「madness:狂気」と言うタイトルを付けた以上、マルチバースの恐ろしさや、めまぐるしさを描くべきだと思うのだけど、確かにロケーションツアーとしてのマルチバースごとの変化はあったけれど、ドクター・ストレンジを襲う厄災がマルチバース由来ではなく、闇落ちしたワンダとの内輪の闘いでしか無かったのは、ちょっと期待外れだった。
「マルチバース」は、むしろ後から足した要素なのかも知れないなと。この作品は「ワンダヴィジョン」から繋がっているとのことなので、企画段階ではただ単純に「魔法使いvs魔法使い」だったのかも知れません。ワンダとは、一時的に戦ってもよいとは思いますが、最後は共闘して、マルチバースからやってくる脅威と戦って欲しかったです。
折角登場した別のバースの「プロフェッサーX」や「キャプテン・カーター」始め、別世界のマーベルヒーローを全員皆殺しにしてしまうし、いくらワンダの強さを見せたかったのだとしても、使いどころがいまいちと感じました。
映画「スパイダーマン ノーウェイホーム」で、マルチバースの扉を開いたのはストレンジ自身なのだから、もっと自主的にと言うか、アメリカ・チャベスを助けるとかの目的より、まずは自分自身の責任として、マルチバースとの接続によって起きる問題を解決しようとする意識をもっと明確に描くべきだったのではないかと思います。希薄な奴と感じさせるほどでした。
23 4/24
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 Unbearable weight of massive talent

ニコラス・ケイジならではの彼が演じるニコラス・ケイジだからこそ成立する「ニコラス・ケイジ愛」に溢れたニコラスケイジ作品です。
ハリウッドのトップスター「ニコラス・ケイジ」。アカデミー賞主演男優賞を受賞し、演技派俳優としての地位を確立すると同時にアクション超大作にも出演を果たし、大の人気者。キャリアは栄華を極めるが、その後出演作の興行的失敗が続いたことでハリウッドからのオファーも途絶え、多額の負債を抱えてしまう。「働きすぎ」と周囲から揶揄されながらも何十本もの低予算映画へ出演し、借金を完済したケイジに本作のオファーが届いたとのこと。
そして、作品の中では、彼の分身と言えるどん底の俳優ニック・ケイジ役を演じています。
作品の中では、ニコラス・ケイジがケイジのファンの億万長者の誕生日にギャラ100万ドルで招かれる意気投合。しかし、妻と娘も巻き込んで大変な事が起きる!というもの。
一歩間違えたら大崩壊するような危ういシナリオを見事に着地させているとってもおバカな作品。
ハリウッドのプロデューサーや脚本家達が紙とか梵とかしながら悪ふざけの延長で企画通っちゃったんじゃないか?!と、思わせます。
マニアが収集してたグッズが何の映画のグッズか結構分かる自分には少し戸惑った
22 4/14
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 Fantastic Beasts ~The seacrets of Dunbledore~

「ハリー・ポッター」の世界でのハリーより以前に起きたお話。魔法動物学者ニュート・スキャマンダーの冒険を描く「ファンタスティック・ビースト」シリーズの第3弾。
魔法動物を愛するシャイでおっちょこちょいな魔法使いニュートが、恩師のアルバス・ダンブルドアや魔法使いの仲間たち、そして人間(マグル)と寄せ集めのチームを結成し、史上最悪の黒い魔法使いグリンデルバルドに立ち向かう。
その中で、ダンブルドアと彼の一族に隠された秘密が明らかになる。ホグワーツ城やホグズミード村など、「ハリー・ポッター」シリーズでおなじみの場所も多数登場します。
グリンデルバルドさんがジョニー・デップからマッツ・ミケルセンに変わって完全に別キャラクターっぽくなっている。単に役者が変わっただけというより、芝居のアプローチそのものが違っている感じがある。ジョニー・デップはエキセントリックな悪という感じだったが、マッツ・ミケルセンは理知的な大物フィクサーみたいな感じ。これはこれで存在感ある悪役なので、いいのだけど。
今回の物語の中心的な存在は主人公のニュートよりもダンブルドアとグリンデルバルドなので、主役の存在感は薄くなっている。ニュート自体が背負っているドラマが薄いし、ドラマの見せ場としてはジェイコブとクイニ―のロマンスの方が多い。周辺のドラマは濃いけど、中心の主人公のドラマが薄いせいか、全体的な推進力が弱く感じる。
しかし、面白いことは面白い。魔法動物たちが相変わらず可愛いし
タイトルは「ダンブルドアの秘密」ですが、タイトルにするほど大きな秘密なのかは、見る人によって分かれるでしょう。
映画は、ラストで感想が分かれる場合が多いため、最終的にはポジティブな印象を持つ結果になる構造になっていると感じます。
無事、マグルのジェイコブと魔女クイニーが結婚式を迎えたのは、よかったよかった。

21 4/9
スタジオカプリ
ジムにて
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 累 ~かさね~

キスをすると顔が入れ替わる不思議な口紅に導かれた2人の少女を主人公にした漫画が原作の作品。土屋太鳳と芳根京子のダブル主演で実写かされました。
伝説の女優を母に持つ淵累は、天才的な演技力を持ちながら、顔に大きな傷がある自身の容姿に強いコンプレックスを抱きながら生きてきた。一方、舞台女優の丹沢ニナは美貌に恵まれながらも花開かず、女優として大成することに異常な執念を募らせていた。
累の手元には、その口紅を塗ってキスをすると顔が入れ替わるという、母が遺した1本の不思議な口紅があり、ある日、導かれるように出会った累とニナは、互いの足りない部分を埋めたいという目的のため、口紅の力を使って入れ替わることを決断する。
キスで顔が入れ替わるという荒唐無稽な下手をすればSFX頼みの陳腐な作品に陥りかねない背景設定にも関わらず、ストーリーにも頼らずに、どんどん惹き込まれていく二人の演技力には脱帽です。
母譲りの演技力を持ち、
浅野忠信演じるマネージャーがどちらの味方をしているのか分からないような狂言回しの役回りであり、怪しげな雰囲気を醸し出しているのもなかなか
多少2人の行動(特に終盤のお互いがお互いを嵌めようとするくだり)ではお互いの狂った発想のためにとった行動が浅はかですなーとは思ったけど。
(ニナは自分の女優人生を台無しにしかけているし、累はニナの悔しそうな顔が見たいが為にリスクの高い行動している)

 
20 3/27
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 King Richard 邦題:ドリームプラン

ウィル・スミスが主演・製作を務め、世界最強のテニスプレイヤーと称されるビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹を世界チャンピオンに育てあげたテニス未経験の父親の実話を基に描いたドラマ。
リチャード・ウィリアムズは優勝したテニスプレイヤーが4万ドルの小切手を受け取る姿をテレビで見て、自分の子どもをテニスプレイヤーに育てることを決意する。テニスの経験がない彼は独学でテニスの教育法を研究して78ページにも及ぶ計画書を作成し、常識破りの計画を実行に移す。ギャングがはびこるカリフォルニア州コンプトンの公営テニスコートで、周囲からの批判や数々の問題に立ち向かいながら奮闘する父のもと、姉妹はその才能を開花させていく。
確かに家族の感動のサクセスとアメリカン・ドリームなんだけど、ちょっと違う。
親父が“星一徹”といい勝負。
テニスの専門知識はナシ。専門書や試合のビデオなどを見て、独学。
それで娘たちにレッスン。娘たちにそもそも才能あったのか、親父の指導の賜物か、才能がどんどん開花していくのだから、どちらにせよ大したもんだ。
プレーだけではなく、しっかり勉強も両立させる。人としての礼儀も。
さて、アノ事件。
暴力に出てしまったウィルの行動を肯定は出来ない。劇中で、暴力に耐え、暴力に出ようとして別の暴力を目の当たりにして、思い留まるシーンがあるのに、何と言う皮肉…。
あの時、別の手段は無かったのだろうか…?ならば、言葉の暴力はどうなのだろう…?知らなかったとは言え、持ち前のブラック・ジョークとは言え、他者の容姿をコケにし、貶めるのは、手を出すのと同じくらいの暴力だと思っている。
アカデミー賞会員を辞し、今後10年アカデミー賞への出席も禁じられたウィル。せっかくオスカーに輝いたのに、今後暫くはノミネートも難しいだろう。それどころか、ウィルを逮捕すべきだとか、ウィル批判の声は厳しい。
 19  3/13
スタジオカプリ
ジムにて
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 初恋 お父さん、チビがいなくなりました

人気漫画「お父さんチビがいなくなりました」の映画化。3人の子どもを育て上げ、13際になる猫のチビと穏やかに晩年を暮らしている勝と有喜子の夫婦。夫の勝との暮らしは静かで平穏ではあったが、妻の有喜子にはある不安があった。そんな思いから有喜子は娘の菜穂子に「お父さんと別れようと思っている」と打ち明ける。そんな時、猫のチビが姿を消し、チビを心の拠りどころにしていた有喜子の気持ちは追い詰められていく。
何が起きる訳でもないし、大きな波がある訳でもない。
老夫婦の日常を切り取っているだけだが、心情を見事に描いている。
飼い猫がいなくなることによって家族それぞれの思いが浮き彫りになり、ほのぼのする映像ながらも記憶の奥底にはひっかかるものがあったりする。ただ、恋愛結婚だったのかを質問するには年齢的に遅すぎだろうと思う。ま、それが最終的なテーマとなる“初恋”。タイトルが全てを物語っていた・・・
 
18 3/11
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 Uncharted

ニューヨークでバーテンダーとして働くネイサン・ドレイク(ネイト) は、器用な手さばきを見込まれ、トレジャーハンターのビクター・サリバン(サリー) から、50億ドルの財宝を一緒に探さないかとスカウトされる。ネイトは、消息を絶った兄のことをサリーが知っていたことから、トレジャーハンターになることを決意します。
同じく財宝を狙う組織との争奪戦の末に、手がかりとなるゴールドの十字架を手にしたネイトとサリーは、500年前に消えたとされる幻の海賊船へとたどり着くのですが。
アンチャーテッド=地図にはない場所。
マゼランが隠したお宝を探す、トレジャーハンティングがメインです。
2人のその後もバディを組んで行動し、序盤ネイサンに渡された猫を審査を通過してまで背中に背負ってきてるのも愛嬌抜群ですし、続編への匂いを少し漂わせながら終わります。
アントニオバンデラスが黒幕と見せかけて、あっさり殺されたことにはビックリ!
いやはや、豪華な使い方をしたもんだ。ここが一番サプライズだった
貨物飛行機からの脱出シーンと最後のヘリコプターのシーンは迫力いっぱい!
17  3/5
スタジオカプリ
ジムにて
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 CATS 映画版~2019

人間に飼いならされることを拒み、逆境の中でもしたたかに生きる個性豊かな「ジェリクルキャッツ」と呼ばれる猫たち。満月が輝くある夜、年に一度開かれる「ジェリクル舞踏会」に参加するため、街の片隅のゴミ捨て場にジェリクルキャッツたちが集まってくる。
その日は、新しい人生を生きることを許される、たった一匹の猫が選ばれる特別な夜であり、猫たちは夜を徹して歌い踊るが……。
登場人物の個性あふれる外見と長い自己紹介のお陰で、次々といろんな猫が登場してもなんとなくどんな性格だったか思い出せるのですが、感情移入できない。
映画を楽しむ上で、私の場合は主人公に自分を投影してみたり、脇役のキャラクターでも画面越しに気持ちを共有するつもりで観ることが多いのですが、本作は主人公の感じがよく分からなかった。
 「あ、この子綺麗な顔してるな〜」「歌うまいな」「うわ虫食ってる、サイコパスか」
まず、キャッツの知識がほぼない状態で鑑賞。なんじゃこりゃ?
話の筋は全く分からず、何故天上に行きたいのだ?何故ジョニーデンチに選べる権利があるのだ?なんだあの消える粉は?マジックで何で助けられたのだ?鑑賞後も分からないことだらけ。
なのでマイナスは構成に歌を詰め込み過ぎていて、特別感なくずっと歌とダンスが流れてストーリーが分かりにくい点です。
ただジェニファー・ハドソンさんの歌は圧巻でした。歌で感動させるチカラがあります。
気になった点を上げるなら、手品と魔法は別だと思うんですよね。これ語訳は正しいと思いますが、特別な夜だから魔法が使えたって事なんですかね。
あとゴキブリと猫たちが踊るシーンあるんですが、ある一匹の猫がゴキブリををもりもり食べていて、本物を想像して要らん不快感でしたが、原作もこうなんですかね…笑。
最後に、映画版キャッツは観る人を選ぶ作品ではないでしょうか?
何の予備知識がない状態で観に行って、映画枠の2時間であの世界感に入り込むのは難しい。
う~~~~ん
 
16 3/2
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 ナイル殺人事件

ポアロの髭、冷淡な性格になった理由を知れるシーンから始まり、1時間ぐらいは事件などは起こらずにエジプトの美しい風景、登場人物たち一人一人に焦点が向けられそれぞれのキャラクターが紹介される。多くの人が、この時点から誰が犯人か…と考えながら見ているはず、見せ方も巧みだ。とくに、始めの30分間はなかなかエジプトシーンに移行せずで、何の意味が?と思っていたものの、ラストにはしっかりと伏線回収されるのですが、ラストの謎解きでは粗さが少し目立ちますかね。
作品の舞台は1930年代のエジプト。ナイル川クルーズ中の豪華客船内で新婚旅行中の大富豪の娘リネット(ガル・ガドット)が殺害される。彼女の夫サイモン(アーミー・ハマー)との結婚を祝福に来た乗客全員が容疑者であり、リネットに招かれた名探偵ポアロは、乗客から緻密な事情聴取をし、次第に事件の真相に迫っていきます。誰れもが動機を持っていて、船上という密室状態で繰り広げられる人間模様は、犯人がわかっていたとしても面白いです。
前半は、サイモン、彼を奪われたジャクリーン(エマ・マッキー)、彼を奪ったリネット、が織り成す生々しく赤裸々な愛憎劇が展開される。
定番の展開であるが、恋敵の二人の女性を演じる女優の妖艶さと愛への執着心を強く感じさせる目力に凄味があり、只ならぬ雰囲気を醸し出している。不穏な未来を暗示している。
■ 資産家で美人のリネットを演じたガル・ガドットが美しすぎる。
原作では高慢な女性として描かれていたが故に、ジャクリーン(エマ・マッキー)の婚約者であった無職のサイモン・ドイル(アーミー・ハマー)を寝取った因果応報だろう、と思っていたのだが今作では、知的で人格的にも瑕疵が無い女性として、ガル・ガドットが品性高く演じたために、ジャクリーンとドイルの行為を否定的に観る人がいるかもしれない、と思ってしまった。
■冒頭の、1914年の第一次世界大戦序盤のベルギー戦線での若きポワロの姿は、原作にはないが、ここを冒頭に持ってきた事で、ポワロの聡明さ及び顔に裂傷を負いながらも自分の手を握ってくれた看護婦だった恋人キャサリンへの想いが、後のポワロ(”サー”・ケネス・ブラナー)の人格形成及び生き方に影響を与えている事が分かる。

15  2/26
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 約束のネバーラン

「週刊少年ジャンプ」連載の人気コミック「約束のネバーランド」を実写映画化。
自然の中に建てられた楽園のような孤児院「グレイス=フィールドハウス」。そこで暮らす子どもたちは、母親代わりの優しいイザベラを「ママ」と呼んで慕い、いつか里親に引き取られる日を待ちわびている。
年長者のエマ、レイ、ノーマンも、外の世界で待つ幸せな暮らしを信じていた。
■唯一のルールは、園の外に出てはいけない事。
■唯一の悲しい事は、里親が決まり、皆との別れ…。
ある日、コニ―に里親が見つかり孤児院を去ることになります。そんなコニーを見送ったエマとノーマンは、彼女が大切にしていた人形を忘れて行ったことに気づきます。そして、コニーに人形を届けてあげるため、近づくことを固く禁じられていた「門」へ向かいます。
そこで無残にも命を奪われ、食料として出荷されるコニーの姿を目撃してしまいます。
彼らが楽園だと信じていた孤児院は、実は「鬼に献上する食用児を育てる農園」で、ママは「最上級の食用児を育てる飼育監」だったのです。
全てが偽りだったと気づいたエマたちは、孤児全員を引き連れた無謀ともいえる脱獄計画に乗り出す。
浜辺美波ちゃんと稲垣くんの演技が最高で二人のエマとノーマンの再現度が高かったです。
北川景子のイザベラと渡辺直美のクローネはなかなか良かったです!
人間が牛や豚・鶏・・・などを調理して食すように、鬼が人間を調理して食すシーンがあったら、、、
まさにホラーです。
この映画のハイライトは、ノーマンの最後の台詞です。
ノーマン:「人間の世界にぼくらの見方はいないんですか?」
背広の男:「いるよ。我々の側にも食用児を救おうとする人間はいる」
ノーマン:「そうなんですか」
背広の男:「でもそのような人間は消えてしまう。そういう連中を探し出し、つぶして行くのも私の仕事だからね。偽善者だよ連中は。この世界は誰かが犠牲になることで守られるのに。絶望させたかな?」
ノーマン:「いいえ。人間の世界にも、僕らを救おうとしてくれる人たちがいる。それも複数人いて、つぶされても、次々に現れるんですよね?」
背広の男:(頷く)→ ノーマン「それだけで希望はあります」
14 2/20
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 Marry me

ジェニファー・ロペスが主役のレディーガガのような超有名女性歌手として、主演するという作品でした。
日本公開は、2022年4月22日で、2022年のGW映画の目玉になりそうです。

世界的女性歌手の「カット」、そして、彼女の恋人である音楽界の新星「バスティアン」は、ファンの前で華々しく結婚式を挙げようとしていました。
しかし、式の直前、まさに舞台に上がろうとしている時に、バスティアンの浮気が発覚してしまいます。
失意の中ステージに登壇した彼女は、客席にいた見ず知らずの数学教師:チャーリーを指名し、
突然プロポーズするという驚きの行動に出ます。

「カット」を取り巻くスタッフやマスコミ、ファンが大混乱に陥る中、互いを知るところから結婚生活を始める2人だったが……。
数学教師チャーリー役にオーウェン・ウィルソン。

とにかく曲が良い! 心が温まる好きな作品です。
13  2/19
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 at Home

両親に兄、姉、弟。一見何気ない“アットホーム”な家族。実は、空き巣、詐欺、偽造などで生計を立てる“犯罪家族”。この家族、皆、血の繋がりはない者どおし。
(…と聞くと、あの作品を思い浮かべる。公開はこちらが先なんです。)
皆それぞれ、辛く悲しい過去を抱えている。獄中離婚(息子が交通事故死)、DV、虐待…不思議な縁で出会い、擬似家族となります。
“父”和彦(竹野内豊)と“末っ子”隆史の父子ドラマが軸となって進行してゆきます。
血の繋がりは無いが、彼らの“家族”の絆は感動的です。
血縁だけが暖かい家族を作れるのではなく、つらい経験があるからこそ、笑いの絶えない家族が作りたいという思いがあれば、血縁などなくても、絆は作られる。と感じさせられます。
中盤、結婚詐欺師の“母”皐月(松雪泰子)が、詐欺のターゲットに見破られ、窮地に陥ります。
その時、家族の皆で彼女を助けに向かいます。。。。助け出します。
重たい背景を持つ面々が揃った擬似家族のお話でしたが、
最後には、彼らがこれから幸せになる予感を感じさせるお話でした。
なんの解決策も見つからないまま終わってしまう「万引家族」より、100倍気持ち良い。
ラストシーンは、彼らの消えない絆に癒されます。
「ただいま」「お帰り」。。。包み込むような、やさしい声が耳にいつまでも残りました。
村本の悪人役がはまり過ぎ・・・・
12  2/13
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 弥生、三月 君を愛した30年

1986年3月1日、運命的な出会いを果たした弥生とサンタは、互いに惹かれ合いながらも、お互いの親友であるサクラを病気で亡くしたことから思いを伝えることができずにいた。
2人は、それぞれ結婚し、家庭を持ち、別々の人生を歩んでいきます。
弥生は、本当に苦労の人生でした。父親の借金を肩代わりのために、教師になる夢をあきらめて結婚しようとするが、直前に踏みとどまる。そして、彼女の実力で教師になり結婚するが、父親の介護のために夫婦で仙台にもどる。東北大震災に被災し、夫のみを亡くしてしまいます。
一方、サンタはJリーガーになる夢が叶わず、デキ婚をした後、離婚。息子を事故からかばった際に足を怪我し、後遺症が残り、コーチとして働くことに。
弥生とサンタは二人ともに恋愛に不器用で、互いの気持ちを伝え合うことなく、何回もすれちがいます。
やっとお互いの気持ちを伝えあった時には弥生は結婚していました。
夫を裏切る形(不倫)でサンタとの再開を重ねることとなり、そのような状況の時に震災が起こり、その震災で夫を亡くすことに。
自分の悪い行いのために、バチが当たったと自分を責める弥生。またその夫の両親からも、その不倫のせいで息子が死んだと。。。弥生は思いつめて、自分には教師の資格がないと辞めてしまいます。さらに、介護をし続けていた実父からは、昔家族が離散したのはお前のせいと罵られてしまいます。(この父親は本当に最低!)
このようなことがあったため、弥生はさらに自分を責め、サンタを拒絶し連絡を断つことに。
人生のどん底にいた弥生とサンタの元に、30年の時を超えて、亡きサクラからのメッセージが届きます。
そのメッセージが録音されたテープを弥生に届けるために、サンタが東京に弥生を探しにきます。
古本屋で本棚の向かい合わせの本をとった隙間から、お互い見つけ、見つめ合うことに。
このシーンはベタだけど良いです。
やっと出会えたものの、弥生はサンタから逃げてしまいます。サクラの好きな歌(坂本九の「見あげてごらん、夜の星を」)が店の中でかかった時に、弥生が振り向き、そこにいたサンタと話をすることに。
しかし、また別れて。。。。また出会って。。。。
最後の再開時に、「君(弥生)を好きになったのは、サクラにキスした時だ」と告白するサンタ。
そして、弥生とサンタは、友人の墓石の前でサクラの好きな歌を歌う。
大感動です!!ラストシーンの大きな桜の木の場所に行ってみたい!
エンドロールでの各出演者のエピソードを明かすシーンは。。。とってもほっこり。
11  2/12
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平成元年生まれの高橋漣と園田葵。北海道で育ち、13歳の時に出会った2人は、初めての恋をするが、葵は人に話せない悩みを抱え、ある日突然姿を消してしまう。漣は彼女を探し出しその事情を知り、彼女を守るために家出を決意する。二人で忍び込んだ家で、一夜を明かす二人。しかし、警察に保護されてしまう。離れ離れになる二人にもう涙、涙、涙。
その後、葵は母親に連れられて北海道を去ってしまう。
8年後、21歳になった漣は、友人の結婚式のため訪れた東京で葵との再会を果たす。
漣は北海道でチーズ職人に、葵は東京で斎藤工役の男の愛人となっていた。ある時、斎藤工の役の男は事業に失敗して破産し、葵を捨てて沖縄に行く。。葵はその彼を追っかけて沖縄に行く。が。。。
葵のその後の生き方がすごい。愛人生活から自分で自立して海外で起業をすることに。メンタル強い‼️
その後、一緒に起業した友達に裏切られるのだが、そんな状況で傷つきながらも、強くまっすぐ頑張る姿は素晴らしかった。
一方、漣はチーズ工房の先輩:香と結婚して子供をもうけるが、香に癌が見つかるんです。
いつも元気で明るく生きようとする香の姿が素敵です。
その姿を見て漣はそっと涙して、子供がギュッとするところとか…(;_;)子役の子が可愛すぎ。
その後、10年の月日が流れ、二人は再会を果たす。心のどこかで、お互いを忘れられずにいる二人。
葵が節子さん(賠償美津子さん)のご飯を食べて大泣きするところとか…
本当に辛かったよねー、頑張ったよねー、と声をかけたくなる。そしてそれを抱きしめる子供。泣いている人を抱きしめてあげられる優しい人になりなさい、という母の言葉を守る娘。その娘と香がかぶって見えるところとか…涙なしでは見れなかったです。
2人のすれ違い物語が、平成→令和への改元日に転機を迎えることに。
なぜ゙か、葵ちゃんはフェリーを降りて、そこに来ていることも知らない漣君のことを探しに行ったのかな?
彼の声が聞こえるかしら?彼は葵ちゃんを追っかけて来ているからよいのですが、葵ちゃんが探すのは、、??お互いを探しあうシーンがこれでもかと長いので、、、そして二人はお互いを見つけ、HappyEnd!
様々な試練があっても、ほんの少しの幸せで人は生きていける。人生とは楽しい事より辛い事の方が多いとリアルに感じる作品だと思います。
10 2/6
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ジムにて
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 未来のミライ

最初は、とっても普通な若夫婦の家庭事情が描かれていて、何が起きるのか??とワクワクしながら見ていると。。。そのうちに、奇妙なことがポツポツと起き始めます。。。
彼らの家の中庭で起きる、ミラクル!!クンちゃんの精神世界なんでしょうか。
初めは、犬のユッコが、おっさんの姿になってクンちゃんに話しかけてくる。
次はセーラー服を着たミライちゃんが。。。
そして、結婚に行き遅れたくないとのことで、ひな人形を3人(ユッコ、セーラー服のミライ、くんちゃん)の共同作業で片付けてしまいます。
それをお父さんは、たいして不思議がりもせず受け入れてしまう。。(笑) なんじゃい?
そして、次のミラクルの時には、なぜか、グッピーが空間を泳いでいて。。。
その後、ポニョを思わせる大群の魚(この作品ではグッピー)に導かれるように、さらに奥の精神世界へ。
そして、彼がたどり着いた別世界では、クンちゃんと同世代の頃のお母さんと出会い、一緒にエンジョイしてしまう(笑)。。。
そして、その次は、ひいお爺さんの若かりし頃の世界へ。その世界では、ひいお爺さんに馬に乗せてもらったり、バイクに乗せてもらったり。。
クンちゃんの夢でした。。。というオチでは許されない程の小さい子の想像力をはるかに超えた空想の世界と体験がクンちゃんを待っている。なんだこの話???
クンちゃんの大冒険!!!というタイルが、ベタですが適当ですかね。。。
それにしても、女学生のミライがクンちゃんに向かって、「索引」の意味を説明するときに、
「インデックスのようなもの!」と説明しているが、そんな説明で彼は理解できるんかい?(笑)

09 2/5
PVR Vegas
4DX
Dwarka 
 SPIDERMAN ~No way Home~

前作でホログラム技術を武器に操るミステリオを倒したピーターだったが、ミステリオが残した映像をタブロイド紙が世界に公開したことでミステリオ殺害の容疑がかけられてしまったうえ、正体も暴かれてしまう。マスコミに騒ぎ立てられ、ピーターの生活は一変してしまう。
身近な大切な人にも危険が及ぶことを恐れたピーターは、共にサノスと闘ったドクター・ストレンジに助力を求め、魔術の力で自分がスパイダーマンだと知られていない世界にしてほしいと頼むことに。そして、ドクター・ストレンジが時空を歪め、“マルチバース”(多元宇宙論)が生み出してしまいます。その結果、過去の2つの別のシリーズの敵も復活してしまうという流れですが、ドクター・ストレンジがいることで、この流れを自然に作ることに成功し、その後の展開もとにかく面白い!
2002年に公開された「スパイダーマン」からずいぶん年月が経ちましたが、この間に3人の監督により、3人のスパーダーマンが描かれてきました。
第1弾の初代のトビー版が一番印象的なことと、それとは別に、エマストーンがめっちゃ可愛いかった。
第2弾のアメイジング2では、グウェンを助けられなかったピーターがMJを助けるシーンなど、泣けます!
そして、今のアベンジャーズの一員の3代目のスパイダーマン。。。
この作品は、そんな3人のスパイダーマンが大集合した映画で、こんなことが起きることは誰もが予想しなかったことでしょう。
 
08 2/5
スタジオカプリ
ジムにて
ipad
 DESTINY 鎌倉ものがたり

人と魔物と神様と幽霊までもが仲良く暮らす不思議な町・鎌倉。
家政婦のキンさん、夫思いの優子さん、家族を愛する本田さん、庭を走る河童さん、貧乏神さん、死神さん…、そして、そこに暮らす一色夫妻。摩訶不思議な居心地のいい世界がそこにあった。
たくさんの素敵なキャストと山崎貴監督の脚本とVFXが創り上げた実写版ファンタジー。
■一色正和(堺雅人):和服と鉄道模型が大好きでちょっとお茶目な小説家。
■ そこに嫁いだ23歳の妻・亜紀子(高畑充希):かわいい声、くるくる動く瞳、その甘え方。

夫を「先生」と呼び、貧乏神にさえ優しい亜紀子が愛おしくて、観ている私まで胸がきゅんとする。
日々、ケンカしたり笑ったりしながら一緒に暮らす。また朝が来て、焼き魚を一緒に食べる。
運命と呼ぶには小さくて当たり前のように思える日常が…実はとてつもなく壮大なDestiny

安藤サクラさん、田中泯さんなど他の方々も魅力的でした。中村玉緒さんお歳を召されましたね。

主人公が電車で黄泉の国へと向かうシーンは一番好きな場面です。江ノ電が黄泉の国の海?の上を通るシーンは何回観ても飽きません。
また、最後に二人が貧乏神の茶碗に乗って現世へ帰るシーンもとても好きです。
かわいい妖怪たちが主人公の家をトコトコと走る姿も可愛かったです。個人的には、
妻がカッパを見つけたときに主人公が「ただのカッパだろ」と突っ込んでいるところと貧乏神が天井から落ちてくるシーンがお気に入りです。

エンドロールで流れる宇多田ヒカルさんの主題歌「あなた」が胸に響く。

07 1/30
PVRLogix
Noida
 The MATRIX resurrections(リザレクション)

ゲーム会社でプログラマーとして働くトーマス・アンダーソン(キアヌ・リーヴス)は、99年に『マトリックス』という伝説的なゲームを生み出した有名な人物であった。しかしそれ以降はゲーム制作は上手くいかず、業績も悪化してきていた。クライアントから「『マトリックス』の続編を作れ」と指示を受け、それについて会社のCEOのスミス(ジョナサン・グロフ)と対立することになる。
ある日、会社で警報が鳴り響き避難するよう言われるが、トーマスの携帯に謎の人物からメールが入る。メールの指示に従い避難の人込みに紛れて指定されたトイレに向かうと、そこでゲーム『マトリックス』の登場人物であるモーフィアス(ヤーヤ・アブドゥル=マーティン2世)と出会う。
アクションシーンが今までのものと異なっていました。年老いたネオの戦闘シーンは基本的に動かずにバレットタイムで弾丸を止める、物を動かすなどばかりでイマイチ。序盤のモーフィアスとのカンフーの訓練の再現シーンのキレは流石でした。トリニティーは相変わらずスタイリッシュな壁歩きアクション、バイクアクションなどがありカッコよかったです!今作は1対多数の戦闘シーンが多く画面が賑やかだと感じる同時にもう少し丁寧なアクションシーンが見たかったです。
ネオもトリニティもおじさんおばさんになり、モーフィアスの像は笑えた。
サティーがあんなに大きくなって。。あの少女は、「プログラム」だったし、キャストもどうやら本人ではないらしいが、あの子が、「支配者」に対し、復讐の刃を向けるのは、ありうることで、楽しめた!
黒猫が可愛い。。
死んだネオとトリニティが見事に復活(リザレクションズ)して2人揃って空を飛ぶという、1のラストを思わせるあのラストシーンを観れたことだけで、私はこの映画が作られたことを素直に喜びたいと思うわけなのです。

06 1/30
スタジオカプリ
ジムにて
ipad
 金メダル男

1964年、東京オリンピックに沸く日本で、秋田泉一(若年時代:知念侑季、中年時代:内村光良)は生まれた。 小学生時代、学校の運動会の徒競走で一等賞に輝いた泉一は、一等になる幸福感を知り、その後も絵画、書道、鮎の摑み取り、大声コンテストなど次々に一等賞を獲得する。 だが、中学に入り、背の伸びなかった彼は、一等賞が取れなくなっていく・・。
一回一等賞取った人が、その時の快感を忘れられずに手近なものに片っ端から手をつけて何も手につかず薄っぺらな経験しかしてないけど、結果として生きている。という話。
前半の知念くん。はじめて見る子だったけどウッチャンに良く似てて、とっても可愛かった。
ウッチャンが出てきてからの後半は、退屈せずに見れました。
70年代生まれの私としてはストーリーの節目に流れる当時のヒットソングが懐かしくて懐かしくて
クリスタルキング/山口百恵/沢田研二からのTomorrow never knows
歌のトップテンの堺正章と榊原郁恵は、懐かしすぎる!
■中学生時代、好きになった水泳部の女の子を、上白石萌歌さんが演じていたり
■アイドル歌手、北条のりこを清野菜名さんが演じていたり(ブラウン管の中でね・・)
■ 高校時代、独りで”表現部”を立ち上げて、”復活”したときの部員ヨコイさんや先生を土屋太鳳さんと、長澤まさみさんが演じていたり
■その後も、劇団を率いるナヨっとした男をムロツヨシさんが演じていたり・・
■竹中直人の出方ってまんま、ガキ使の笑ってはいけないやつだった
■木村多江さん。とっても良かった。メガネキャリアウーマンからの酔っ払いぶりは中々のツンデレで本当、可愛かった。
最後の桑田佳祐のエンディング曲の「明日への手紙」。この人のメロディと声だけで涙腺緩みます

05 1/29
自宅にて
地上波録画
 22年目の告白~私が殺人犯です。

な~~んだ。藤原竜也約の男は殺人犯ではないんだ。。。
1995年、同一犯による5件の連続殺人事件が日本中を震撼させた。犯人はいずれも被害者と親しい者に殺人の瞬間を見せつけており、殺害方法は背後からの絞殺、そして目撃者は殺さずに犯行の様子をメディアに証言させるという独自のルールに則って犯行を重ねていく。
捜査を担当する刑事・牧村は犯人を逮捕寸前にまで追い詰めるが、犯人の罠にはまって上司を殺され、事件は未解決のまま時効を迎えてしまう。そして事件から22年後、犯人を名乗る男・曾根崎が執筆した殺人手記「私が殺人犯です」が出版される。曾根崎は出版記念会見にも姿を現し、マスコミ報道やSNSを通して一躍時の人となるが……。
告白本を出版する美しき殺人犯・曾根崎役を藤原が、事件発生時から曾根崎を追い続ける刑事・牧村役を伊藤がそれぞれ演じる。
藤原竜也扮する時効を迎えた1995年の東京連続絞殺事件の犯人を名乗る曾根崎雅人が現れ、事件の全てを語ると本を出版した。殺しの手口、自分のルールなどを語り、肩を撃った伊藤英明扮する牧村刑事を巻き込んで犠牲が増えていったのだった。やりきれない殺された遺族たち、告白本の出版会社の編集者、仲村トオル扮する曾根崎雅人を生放送するテレビマン仙堂俊雄、犯人を捕らえられなかった牧村刑事らを描いていく。本を売るために逆なでされた者たちの悔しさはたまらんだろうし、熱狂するファン心理は理解を超えるね。殺人犯が生き残り恨みを持った者が犯罪を犯していく。しかし真相は別の方向へ。今は無くなった時効の矛盾をついた作品かな。
最後のオチは、ちょっと残念かな。藤原竜也と伊藤英明の演技力が素晴らしかった。とても引き込まれた。美容整形であそこまで変わるかな〜(¬_¬)。
謎の男「曽根崎 雅人」の表情、セリフ、全てが奇妙で恐ろしかった。そして悪役が似合う男という称号を持つ藤原竜也が演じているということを逆手に取った衝撃の結末だった。ストーリーが読めたという人もいるが、だとしても藤原竜也と伊藤英明の演技力に圧倒された。はず。
現実でも、某事件の犯人の手記出版で物議を醸しましたよね…。劇中では流石に持ち上げ過ぎかと…。サイン会で殺人鬼と握手したいですか??

04 1/19
自宅にて
地上波録画
 コンフィデンスマンJP プリンセス編

長澤まさみ、東出昌大、小日向文世が共演した人気テレビドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版第2弾。世界有数の大富豪フウ家の当主レイモンドが他界した。10兆円とも言われる遺産をめぐりブリジット、クリストファー、アンドリューの3姉弟が火花を散らすが、執事トニーが相続人として発表したのは、誰もその存在を知らない隠し子ミシェルだった。世界中からミシェルを名乗る詐欺師たちが“伝説の島”ランカウイ島に集結する中、ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人もフウ家に入り込み、華麗かつ大胆にコンゲームを仕かけるが……
前作にも増してキャストが豪華に!海外ロケもスケールアップして、これぞ劇場版と云う感じ。
前田敦子の大阪のおばちゃんなんてなかなか希少で簡単に観られるもんじゃありません。
小手さんとデヴィ夫人の組み合わせも面白かったなー。
お久しぶりのビビアン・スーは変わらず美しく、古川雄大も朝ドラのエールとはまた違う雰囲気で素敵でした。三浦春馬の登場シーンには胸を傷めつつ、輝きを永遠に目に焼き付けました。
ストーリーはテレビスペシャルでもいい気がしたけどね…
セレブ一族のテンプレみたいなフウ家の面々を相手取り、コンゲームを仕掛けるダー子、ボクちゃん、リチャード。宿敵・赤星も参戦し、莫大な遺産を巡るドラマは予想外の展開へ…ダー子によってプリンセスに仕立て上げられたコックリの運命は、なるほどそう来たか、と膝を打ちました。嘘が誰かを救い、嘘が世界を変える…。それはもはや嘘ではなく誠…
ミシェル演じる渚ちゃんがどんどん変わっていく姿が、よかった。そして何より辛く育っているのに、優しすぎる。その優しさと強さに、誰もが心を溶かしてゆく。ハラハラドキドキしながらも本当に泣けます
最後のシーンで、レイモンドが、ダー子のアイディアから遺言残したことが、この物語の始まりになるわけですが、あれだけ信頼関係があるトニーになにも話していなかったのだろうか?もしかしたら、話した上で、トニーに見極めさせ、トップの器でない子供たちの解放と優秀な詐欺師の後継ぎの選択をさせていたとすれば、ダー子も含めて、この2人に騙されていたのでは?この話しの中で、結果的に得をしたのは、優秀な後継ぎを得たフウ家だったのではないか?そう考えると観たものが全てであったのか、よくわからなくなってしまった。

03 1/15
スタジオカプリ
ジムにて
ipad
 花束みたいな恋をした

最初は同じ趣味で意気投合して、好きになって、付き合って…2人でこのまま幸せな日々が続くといいなって思ったこととか…ただ、生きていくためにはお金が必要で、麦くんはイラストレーターとしての夢を一旦保留して、就職を決意…絹ちゃんも資格勉強をして事務の仕事に…お互い仕事をしながらの恋愛は、学生時代のように好きな気持ちだけではなかなか続かない…
時が経つにつれて、お互いの考えがどんどんずれていく…
最後には、2人で夜通し語り合ったファミレスで、大学生カップルの初々しさを見ながら、2人は別れを決意する。
さまざまな生き方があるように、ずっと同じものを好きでいられないこともある。それが外的な要因であれ自分自身の変化であれ、変化をそのまま受け入れたりちゃんと気づいていかなければすれ違いが生まれるのは当たり前だし、人間関係の中で一番生じるズレが二人の間に出来てしまったのはもう仕方のないことなのだろうな。と思った。二人が同時に趣味よりも仕事優先の人間になっていたらすれ違いどころか全く違う方向を見てそれぞれが歩んでいくことになるし、逆に好きなことを2人ともあのまま進んでいたら食べては行けなくなっていたかもしれない。いずれにせよそのままにしておいたら、生活が苦しくなるなり、子供ができるなり、周りとの疎外感を感じるなり、なんらかの原因によって片方でも就職しようという考えに至るのは時間の問題だったのではないかな。

2020年、互いに新しい恋人を連れてカフェに偶然居合わせた麦と絹は、あるカップルがイヤホンの左右を分けて一緒に音楽を聴く姿を、同じように批判していました。そのカップルの姿も、以前の2人そのものだったのです。カフェから出た2人は言葉も交わさずに、後ろ向きで手を触り合いながら違う道を歩いていきました。その後ふと、以前よく絹と一緒に行ったパン屋が気になり、Googleストリートビューを見ていた麦は、そこにある「奇跡」を発見します。それは、多摩川沿いを歩く1番輝いていたかつての自分たちの姿でした。

02 1/9
機内 
 マスカレード ナイト

東野圭吾のベストセラー小説を木村拓哉と長澤まさみの共演で映画化した「マスカレード・ホテル」のシリーズ第2弾。原作小説のシリーズ第3作をもとに、ホテル・コルテシア東京に再び潜入した刑事・新田浩介(木村拓哉)と優秀なホテルウーマン・山岸尚美(長澤まさみ)が難事件に挑む姿を描く。警察に届いた1通の匿名ファックス。その内容は、都内マンションで起きた殺人事件の犯人が、大みそかにホテル・コルテシア東京で開催されるカウントダウンパーティ「マスカレード・ナイト」に現れるというものだった。パーティ当日、捜査のため再びフロントクラークとしてホテルに潜入した警視庁捜査一課の刑事・新田浩介は、コンシェルジュに昇進した山岸尚美の協力を得て捜査を進めていくが、500人の参加者は全員が仮装して顔を隠していた。
限られた時間の中、素顔のわからない殺人犯を捕まえるべく奔走する彼らだったが……
まあ前半は矢継ぎ早に、怪しいやつらが出てくる出てくる。こいつも犯人くさいな〜怪しいやつはとあからさまなミスリードを狙ってます。長澤まさみにしつこい沢村一樹、くどい顔でまあ、こいつは明らかに怪しいから違うよね?と思ってちょいちょいウザいな〜と思ったら面白い役どころでしたね。他にも旦那が姿を見せない女や、浮気してる男や、博多華丸・大吉とかとにかく怪しいのを出してきます。
犯人はなかなか意外なところから出てきてあーやられた!と思いましたね。
そのあたりは面白かったけど動機がちょっと弱いのでなんだから肩透かしでした。
明確な強いストーリーが犯人にあればかなり良かったんでそこは残念。
わりと伏線も多くて色々意味があるのはよかったです。
が、まあドラマだから仕方ないけど明らかにわざとらしくて警察がいるのバレバレすぎるのは残念。
客いてもベラベラベラベラと、いいの?
あと、ラストのキムタク、仮面つけての登場は???? それいる?笑
ところどころ、意味もなくキムタクを見せたいだけの映画になってる。

01 1/9
機内
 先生、私の隣に座っていただけませんか?

連載を完結し次の企画を思案中の売れっ子漫画家・佐和子(黒木華)と、元人気漫画家で今は佐和子のアシと主夫業が中心の俊夫(柄本佑)。
佐和子を担当する女性編集者と俊夫は不倫の仲だが、佐和子が自動車教習所に通い始めた直後に書き出した次回作のネームを俊夫が盗み見ると、そこには俊夫の不倫現場がリアルに描かれ、さらには佐和子と教習所の先生の恋の芽生えをほのめかす描写も…。
佐和子の母が骨折したことからこの夫婦の田舎暮らしが始まる。ある時、夫が佐和子の新作の原稿を偶然見て驚愕する。昨日佐和子を教習所まで送った時の会話そのものと自身の不倫を見透かす強烈なメッセージが描かれていた。
ここからこの漫画の原稿が果たしてFact or Fictionなのかわからないまま漫画の中と現実と2面で展開していく。滑稽なのは夫が翻弄され徐々に嫉妬していく姿である。
この夫婦(黒木華・柄本佑)の会話での絶妙の間が素晴らしい。・・・・数秒、会話が途切れる。夫婦間には声に出さない心の言葉だけの会話がそこにある。W不倫? お互いが猜疑心を抱いたままコミカルに展開する。
終盤、佐和子は「先生、私のとなりに座っていただけませんか?」とそれぞれシーンで2回言う。この先生は教習所の先生or 漫画の師匠、最後までミステリアスである。

奈緒の小悪魔ぶりもいいよね。自分の不倫のことなんか全然気にしていない。いい作品ができれば、俊夫のことなんかいつでも切り捨てるつもりでいる。
終着点は、そっちの方なんだと思っていたら、見事に裏切られた。心の整理をしていたら竹内まりやのプラスティック・ラブが流れてきた。なんかピッタリ。